グランドセイコー、エボリューション9 コレクションが受賞
2024年度のグッドデザイン賞に輝いたのは、グランドセイコーのエボリューション9 コレクションのSLGW003モデルです。セイコーウオッチ株式会社は、東京都中央区に本社を置き、今回の受賞を発表しました。この賞は、デザインの質や意義を幅広く評価するもので、日本のデザインにおいて大変名誉あるものであります。60年以上にわたり親しまれてきた「Gマーク」は、良好なデザインで生活を向上させる活動をサポートしています。
受賞モデルは、2024年11月1日から5日まで東京ミッドタウンで行われる「GOOD DESIGN EXHIBITION2024」に展示される予定です。ここでは、実際に手にとってその美しさと機能性を体感することができます。
評価のポイント
受賞モデルの評価について、審査委員は「究極で普遍的なドレスウオッチ」として、そのスペックと感性的な価値—手巻による巻き上げ時の触感や音—を高く評価しました。また、コハゼのデザインが鳥のセキレイに見立てられた点や、ダイヤルに施された白樺樹皮紋が、品位と視認性の両立を実現しているとも称賛されています。
デザインの担当者は、手巻きの時計には特別な楽しさがあり、その動作や触感が「時計との対話」を生み出す力を持っていると述べました。ダイヤルデザインには、岩手県の平庭高原に生息する白樺樹皮を精緻に表現しており、ケースはドレススタイルに合わせた小型化がされ、ブリリアントハードチタンという革新素材が用いられています。このチタン素材は、軽量でありながらも硬度はステンレススチールの約2倍という特性があります.
グランドセイコーの歴史
グランドセイコーは1960年に誕生以来、最高峰の腕時計を実現するために、正確さ、美しさ、視認性を追求し続けています。2020年には毎秒10振動する自動巻ムーブメント「キャリバー9SA5」を発表し、2024年には今回の受賞モデルである手巻きムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載したエボリューション9 コレクションが登場しました。
SLGW003モデルは、自然の美しさを最大限に表現しながらも、技術的な革新を実現しています。このモデルのダイヤルは、製造地の自然にインスパイアされたデザインが特徴で、グランドセイコーのブランドフィロソフィー「THE NATURE OF TIME」を具現化しています。これは、自然や季節の変化から感性を受け取る姿勢と、時の本質を探求する匠の心を象徴したものです。
まとめ
受賞モデルであるSLGW003は、グランドセイコーの哲学を体現した時計であり、デザインと技術の融合がもたらす美しさを兼ね備えています。時計という日常のアイテムが、如何にして芸術作品に変わるのか、その一端をこの受賞モデルが伝えています。興味のある方は是非、展示会へ足を運んでみてください。詳しい情報は
グランドセイコーの公式ウェブサイトをご覧ください。