LINEヤフー 生成AI活用事例
2024-07-12 18:53:10

LINEヤフーが生成AIで進化!「SeekAI」導入やサービス活用事例12選

LINEヤフー、生成AIで業務効率化とサービス向上を加速!2024年上半期の取り組み12選



「WOW」なライフプラットフォームを目標に掲げるLINEヤフー株式会社は、2024年上半期、生成AIや技術革新を積極的に推進し、サービスの品質向上と利便性向上を目指しています。本記事では、同社の生成AI関連の取り組みから、注目すべき12のトピックスをご紹介します。

生成AI関連トピックス



1. 社内業務効率化ツール「SeekAI」本格導入


LINEヤフーは、全従業員にRAG(Retrieval Augment Generation)技術を活用した社内業務効率化ツール「SeekAI」を本格導入しました。膨大な社内文書データベースから部門ごとに最適な回答を表示することで、確認や問い合わせにかかる時間を大幅に削減します。

「SeekAI」の導入により、年間70~80万時間の業務効率化が見込まれており、様々な業務シーンでの活用が期待されています。

2. Yahoo!検索に「観光AIモデルコース」機能追加


「Yahoo!検索」では、生成AIが観光のモデルコースを提案する「観光AIモデルコース」機能が提供開始されました。地名と「観光」を検索すると、生成AIがテーマに沿ったモデルコースを提案し、地図、移動手段、移動時間を確認することができます。

「王道」「ファミリー」「女子旅」「友達」「デート」など、最大5パターンのコースが提案され、ユーザーは自分の好みに合った旅行計画を立てることができます。

3. Yahoo!きっずに「カブトムシAI博士」登場


子供向けポータルサイト「Yahoo!きっず」では、生成AIを活用したオリジナルコンテンツ「カブトムシAI博士」が期間限定で提供されました。カブトムシの生態や飼い方、種類について質問すると、「AI博士」が答えてくれます。

LINEヤフーでは、子供向けサービスへの生成AI活用は初めてで、子供の興味関心を高める取り組みとして注目されています。

4. Yahoo!知恵袋に2種類の生成AIによる回答機能


Q&Aサービス「Yahoo!知恵袋」では、ユーザーからの質問に対して、OpenAIとAnthropic社のClaude 3による生成AIが回答を表示する機能を提供しています。

ユーザーは2種類の生成AIからの回答を参照することで、より多角的な情報を得ることが可能になりました。有害検知のフィルタリング機能やプロンプトエンジニアリングにより、ユーザーに最適な回答を提供するための取り組みが行われています。

5. LINE AIアシスタントに有料プラン登場


コミュニケーションアプリ「LINE」内の「LINE AIアシスタント」は、有料プランの利用料金が月額200円に変更されました。有料プランでは、OpenAIの最新モデル「GPT-4o」が利用可能になり、より高速で効率的なAIアシスタント機能が利用できます。

6. LINE広告とYahoo!広告に生成AIによる広告文提案機能


「LINE広告」と「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」の広告管理ツールでは、生成AIが広告のタイトルや説明文を提案する機能が提供されています。広告主は、リンク先URLなどを入力するだけで、簡単に広告を作成することができます。

技術関連トピックス



7. LINEスタンプ「スタンプアレンジ」機能の技術


LINEスタンプの「スタンプアレンジ」機能は、約2,000万パッケージ以上のスタンプを自由にアレンジして送ることができる機能です。提供開始から約1か月で送信数が2億回を超えるなど、多くのユーザーに好評を得ています。

この機能を実現するため、ストレージ最適化、ジェスチャーのプロトタイプ開発、画像データ送信時のトラフィック対応など、開発面でも様々な工夫が凝らされています。

8. 学生向けハッカソン「Open Hack U 2024 FUKUOKA」開催


LINEヤフーは、児童・学生対象のハッカソン「Open Hack U」を福岡で開催しました。学生はチームを組み、アプリ・Webサービス・ゲームなどの作品を開発し、成果を競い合いました。

「Engineer Friendly City Fukuoka」を後援し、福岡での開催は初めてとなります。九州大学、九州工業大学など、16校から59名の学生が参加しました。

9. LINEヤフー研究所の研究成果


LINEヤフー研究所は、2023年に192本の論文を発表し、科学技術分野の文部科学大臣表彰の科学技術賞(開発部門)を受賞しました。AI、データサイエンス、インタラクション、セキュリティ・プライバシーなど、幅広い分野で研究開発を進めています。

10. 能登半島地震における被災地情報ニーズ発信


LINEヤフー研究所は、能登半島地震の際に、被災地での検索ワードを分析し、被災地の情報ニーズを把握しました。発災後、水に関する検索が多く、その後は「トイレ」「風呂」「コインランドリー」などの検索が増加しました。

これらの分析結果は、被災地の状況把握や情報提供に役立てられています。

11. LINEヤフーの人材強化施策


LINEヤフーは、社員のパフォーマンス向上を目的とした「人材強化」と「環境・制度整備」を実施しています。リモートワーク制度、社内公募制度、社内アワード、スキルアッププログラムなど、社員の成長を支援する様々な施策が用意されています。

12. インターンシッププログラム


LINEヤフーでは、エンジニア、データアナリストなど、5職種で約150名の学生を受け入れるインターンシッププログラムを実施しています。学生は、実務に近い経験を通して、仕事の面白さや難しさを体験することができます。

LINEヤフーは、生成AIを活用したサービス開発や技術革新を積極的に推進しており、今後も様々な取り組みを展開していく予定です。


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会社情報

会社名
LINEヤフー株式会社
住所
東京都千代田区紀尾井町1-3東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
電話番号

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