光英科学研究所の最新メタボローム解析
株式会社光英科学研究所は、埼玉県和光市に本社を持つ企業で、乳酸菌生産物質の研究・製造・販売を行っています。このたび、同社は最新のメタボローム解析により、乳酸菌から生じる生産物質に含まれる成分を合計1,186種類特定したことを発表しました。この研究の目的は、より健やかな腸内フローラの実現です。
メタボローム解析とは
メタボローム解析とは、生体や食品に含まれる代謝物を網羅的に解析する手法です。この技術の進化により、分析の精度と速度が向上し、一度に多くの成分を解析することが可能となっています。光英科学研究所は過去に、2010年と2011年にヒューマンメタボロームテクノロジーズ社と共同でメタボローム解析を行いました。この解析によって34種類のペプチドやレスベラトロールなど、合計352種類の成分を確認しました。
最新解析での成果
今回のメタボローム解析の結果、同社は以下のような成分を確認しました:
- - 乳酸菌発酵豆乳から1,075種類
- - 乳酸菌生産物質粉末「FF16」から1,117種類
- - 乳酸菌生産物質「S液」から900種類
これらの成分を合計すると、1,186種類となります。この成分数は2010年の解析結果352種類と比較して、約3倍に増加したことになります。
多様な成分がもたらす機能
最新の解析では、アミノ酸や有機酸、ポリフェノールなど、多様な成分が検出されています。具体的には、乳酸菌発酵豆乳からは以下のような成分が特定されました:
- - アミノ酸:129種類
- - 有機酸:170種類
- - ポリフェノール:58種類
- - 核酸関連:47種類
- - ビタミン:20種類
- - その他:651種類
機能性に関連する成分は102種類が確認されており、今後の製品開発に大きく寄与することが期待されています。たとえば、粉末原料「FF16」には113種類の機能性成分が含まれています。
研究と製品開発の強化
このメタボローム解析によって得られたデータは、今後の乳酸菌生産物質の研究や製品開発に活用される予定です。例えば、肌の健康に寄与するトリリノレインという脂質成分が発見され、日本薬学会でも発表が行われました。
未来の展示会での発表予定
光英科学研究所は、2026年10月14日から開催される「食品開発展2026」に出展します。この展示会では、「乳酸菌発酵豆乳が腸内フローラに与える影響評価」と題し、乳酸菌生産物質に関する最新の研究成果を発表する予定です。来場者に向けて、乳酸菌生産物質の健康効果やその可能性についての提案が行われます。
会社概要
株式会社光英科学研究所の創立は1969年で、1994年に法人化されました。主な事業内容は、乳酸菌生産物質の製造・販売と乳酸菌の培養です。今後も同社の研究に注目が集まることでしょう。