株式会社ZOZOがCDPの「Aリスト」に選定
株式会社ZOZOは、世界的な環境評価機関であるCDPの2024年度調査において、気候変動分野での評価が最高ランクの「Aリスト」に選ばれたことを発表しました。これは同社にとって初の快挙であり、環境への取り組みに対する国際的な評価が高まったことを示しています。
CDPとは何か
CDP(Carbon Disclosure Project)は、企業や自治体の環境問題への対応を評価する国際的な非営利団体です。評価はAからD-の8段階に分かれており、企業の環境目標、リスク管理、情報開示などが厳しく審査されます。2024年には、時価総額で世界の66%以上を占める約24,800社がCDPを通じて情報を提供しました。また、日本ではプライム市場に上場する企業の70%以上が参加しており、2,100社以上が詳細な情報を公開しています。
環境への取り組み
ZOZOは2022年に、温室効果ガスの排出量を2030年までに実質ゼロにするという「2030カーボンニュートラル宣言」を発表しました。この目標のもと、同社は拠点の電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指しています。現在、9割以上の電力は再生可能エネルギーから供給されており、実績も着実に進行中です。
さらに、2023年にはサプライチェーンを含む温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする「ネットゼロ」を掲げ、これに向けた具体的な施策にも着手しています。
サステナビリティへのコミットメント
「ファッションでつなぐ、サステナブルな未来へ。」というサステナビリティに関するステートメントを持つZOZOは、企業の持続的成長と環境問題への解決を目指し、4つの重点取り組みを2024年8月に見直しました。この方針に基づき、ますます活発な環境施策を展開しています。
今後も同社は、目標達成に向けて継続的に取り組み、ファッション業界全体の持続可能な成長を促進していくでしょう。
まとめ
ZOZOによる「Aリスト」の選定は、単なる評価にとどまらず、ファッションEC業界に新たな潮流を生み出す可能性があります。環境問題に対する意識が高まる中、他の企業にとっても良い手本となることが期待されます。
持続可能な未来を目指す取り組みは、いまや企業の責任として広まりつつあります。今後の展開や新たな施策に注目が集まります。