ソフトバンクロボティクスが高等学校向けPepper教育パッケージを提供開始

ソフトバンクロボティクスが提供する新しい教育の形

現代の教育界において、テクノロジーの活用はますます重要な役割を果たしています。ソフトバンクロボティクス株式会社は、文部科学省の補助金事業「高等学校DX加速化推進事業」（通称：DXハイスクール）に基づき、高校生のための新しい学習プログラム「Pepper for Education」のDXハイスクール向けパッケージの提供を2024年12月4日から開始することを明らかにしました。この取り組みは、プログラミング教育や生成AIの学びを促進し、高校生がテクノロジーを身近に感じる機会を提供することを目的としています。

探究学習の新たな一歩

Pepper for Educationは、教育機関向けに設計されたロボットであり、特に探究学習の場において強力なサポートを提供します。このパッケージでは、学校の予算や教育目標に応じた柔軟なプランが用意されており、教員たちの負担を軽減することを目指しています。提供されるプランには、以下のような特徴があります：

- 年間トータルサポートプラン：Pepper機体と初期サポートを含む、教員向けの出張研修と出前授業が含まれます。
- スタートダッシュサポートプラン：Pepper機体と初期サポートに加え、出前授業も用意されています。
- 学校自立プラン：Pepper機体と初期サポートが含まれ、学校の自立した運用を促進します。

各プランは学校のニーズに合わせて調整可能で、年間計画や予算に応じた最適なプランが提供されます。

実績と体験談

すでにこのプログラムを導入している学校からも注目の声が上がっています。例えば、富山県立入善高校の魚津泰之教頭は、Pepperを活用したプログラミング学習が地域課題解決に寄与することについて期待を寄せています。また、三重県立名張青峰高校の向山明佳先生は、生徒たちがロボットの動きに興奮している様子を見て、教育の新たな可能性を感じていると話しています。これらの声からも、Pepperの導入が生徒にとって魅力的であり、新しい学びの体験を提供していることが伺えます。

デジタル教育の未来

高等学校DX加速化推進事業は、次世代を担う人材の育成に向けた重要な支援策です。情報、数学、文理横断的な探究を重視し、それに必要な環境整備に関連する経費を支援します。2024年度の公募では全国で1,010校が採択され、多くの学校がこの取り組みを活用しようとしています。

Pepper for Educationは、教育現場におけるデジタル教育の充実を図る一助となることでしょう。今後も、ソフトバンクロボティクスは多様な製品を展開し、人とロボットが共生する社会の実現に向けて貢献していくことでしょう。詳細については、公式ウェブサイトでご確認いただけます。