新たなエンタメの波を起こす「StarLi」：株式会社Virtualizeの挑戦

株式会社Virtualizeと新アプリ「StarLi」

株式会社Virtualizeは、2021年5月に設立され、「世界をバーチャル化する」という理念のもとにバーチャル技術を駆使して、人々の生活をより楽しく改善することを目指しています。この度、同社はJ-KISS型新株予約権の発行を通じて資金調達を実施し、注目のバーチャル音楽ライブアプリ「StarLi」の開発を加速させることを発表しました。

新時代のバーチャルライブ「StarLi」

「StarLi」は、急成長を続けるオンライン音楽配信市場に革新をもたらすことを目的としています。YouTubeを筆頭に動画配信サービスが世界中で広がっている中、日本においては、音楽コンテンツが特に人気を博しています。さらに、コロナ禍におけるリアルライブの開催制限により、オンラインライブの重要性が増しており、この市場は448億円を超える規模に成長しています。

「StarLi」は、音楽配信者が持つ配信時の問題点を解消するための多機能プラットフォームを目指しています。特に、音源探しや権利確認といった手間を軽減し、シンガーが簡単に高品質な音楽配信を行えるよう独自のAI技術を利用した演出を提供します。これによって、特別な機材を必要とせず、ユーザーはまるでミュージックビデオに参加しているかのような体験を実現できるのです。

ファンはPCやスマホを通じてバーチャルライブに参加し、有料ギフト（ポイント）を配信者に贈ることができます。これらのポイントは永続的に蓄積でき、一定のポイント数に達するとアーティストとしてのランクアップや、有名作曲家にオリジナル曲の依頼が可能になるなど、独自のシステムがファンとの繋がりを強化します。また、作曲家とのマッチングを通じて音楽コミュニティの形成も目指しています。

開発資金の使い道と将来の展望

今回の資金調達によって得られた資金は、「StarLi」の開発費に充てられ、利用者が手軽に高品質なバーチャルライブを開催できるサービスへと繋がります。将来的には「StarLi」を通じて、日本国内のみならず、海外の音楽配信者も支援し、多くの才能あるアーティストを世に送り出すことを目指しています。インターネットを通じた音楽配信を楽しむ全ての人にとって、最高のプラットフォームとなるよう取り組んでいきます。

採用情報と支援者の意見

また、株式会社Virtualizeは現在、3DCG映像やエンジニアリングに特化したクリエイターを積極的に募集しています。エンジニアや3DCGデザイナーとして彼らのビジョンに共感し、一緒に新しいエンタメを創り上げる仲間を探しています。

この取り組みに関して、投資家からは期待の声が寄せられています。i-nest capitalの代表パートナーである山中氏は、コロナ禍によるデジタル配信ライブ市場の急成長をうけて、Virtualizeの開発力や独自の技術を高く評価し、今後の成長について期待のコメントを発表しました。MIRAISEの布田氏も、アプリ開発によって配信者とファンの間に新たな関係性が生まれることを期待しており、Virtualizeを支援していく意向を示しています。