氷川きよしの25周年コンサートが華やかに幕を開ける！

氷川きよしの25周年コンサートが祝賀の中で開催

1月17日、東京・有明ガーデンシアターで氷川きよしの特別なコンサート『KIYOSHI HIKAWA＋KIINA. 25th Anniversary Concert Tour ―KIIZNA―』が開催され、6500人のファンが駆けつけました。このコンサートは、昨年8月に台風の影響で延期された復活コンサートの第一弾として、注目が集まりました。この公演により、25周年記念コンサートは東京、大宮、大阪を巡って完了し、新たな一歩を踏み出す氷川の姿が印象的でした。

コンサートは、オープニングの「WALK」から始まりました。スワロフスキーをあしらった黒の燕尾服を身にまとった氷川が客席から登場すると、大きな歓声が上がります。自身の作詞した曲を木根尚登(TM NETWORK)が作曲したことを紹介し、「今日は思い切り楽しんでください」と笑顔で語りかける姿が印象的でした。

続いて、白の燕尾服に着替えて登場した氷川は「歌は我が命」と力強く歌い上げ、故郷を思い出させる楽曲「出発」や「星空の秋子」、「きよしのズンドコ節」など、ファンに愛される人気曲を次々と披露しました。

また、この日のコンサートでは、氷川のこれまでの足跡やこれからの展望がスクリーンに映し出され、ファンへ心のこもったメッセージが届けられました。

年末の「紅白歌合戦」でも着用した衣装で「ちょいときまぐれ渡り鳥」を歌い、親友の彦摩呂をステージに招くなど、楽しいトークも交えつつ会場を盛り上げました。

そして、「大井追っかけ音次郎」や「白雲の城」といった名曲を感情豊かに披露し、「氷川劇場」とも言える独特の雰囲気を作り出しました。

サプライズゲストとして登場した木根尚登とのコラボでは、TM NETWORKの「SEVEN DAYS WAR」や新曲「はじまり」を初公開し、氷川の思い出を歌ったという素晴らしいバラードにファンは心打たれました。

「FATHER」など感情に訴える楽曲が続き、本編のラスト「あなたがいるから」では、ファンとの写真撮影を許可し、場内は温かい雰囲気に包まれました。

アンコールでも気を抜かない氷川は、クイーンの「ボヘミアン･ラプソディ」の日本語詞カバーを華やかに披露し、その圧倒的な表現力でファンを魅了しました。

続けて歌った「限界突破×サバイバー」では会場の盛り上がりが最高潮に達し、ラストナンバーではデビュー記念日を意識した「碧し」を披露。

「今日は本当にありがとう」とファンに感謝を伝えてコンサートは幕を閉じました。この約3時間にわたるステージでは、氷川きよしの多彩な音楽性が見事に融合し、演歌、ロック、ポップスの枠を自由に越えていくその存在感が、ファンの心に深く刻まれたことは間違いありません。

さらに、1月31日には『劇場版氷川きよし KIYOSHI HIKAWA＋KIINA. 25th Anniversary Concert Tour KIIZNA』が全国公開される予定です。舞台裏の様子や特典映像などを含むドキュメンタリー映像は、ファンにとって見逃せないものとなることでしょう。新オフィシャルファンクラブ「KIINA’S LAND」も2月2日に発足し、氷川との新たな交流が始まります。