栃木県の那須塩原市が、オランダに本部を構える国際的な持続可能観光の認証機関、グリーン・デスティネーションズのアワードでシルバーアワードを受賞しました。これは関東地方の自治体として初の快挙であり、観光地とし
ての持続可能性が世界基準で評価されたことを示しています。
受賞の背景
那須塩原市は以前から続けてきた地域の持続可能な観光地としての取り組みが、ついに国際的な場で認められることとなりました。これまでは「世界の持続可能な観光地TOP100選」にも2年連続で選出され、その取り組みが可視化されてきました。TOP100選は特定の優良な取り組み事例に対して評価されるものであるため、全球基準の「GDアワード」を通じて観光地全体のマネジメント体制が整っていることが正式に証明されたことは大きな成果です。
自然保護と文化遺産の評価
このアワードの審査基準は、観光地の管理体制や環境保全、文化の保護、社会福祉など多岐にわたり、84の国際基準に基づき総合的な評価が行われました。その中でも特に「自然と景観」と「文化と伝統」の分野で高い評価を受けました。これにより、自然保護に関する条例や文化遺産の保護の実績が具体的に示されたのです。適切な自然保護の取り組みや、本物の文化遺産の保護を通じて、那須塩原市の姿勢が世界でも高評価を得る成果となりました。
今後の展望
このシルバーアワードの受賞は、持続可能な観光地を目指す市の努力の成果であり、今後さらに国際的な知名度や観光分野での付加価値を高めることを目標にしています。具体的には、ウェルネスツーリズムや地域文化に配慮した観光誘致を通じて、長期滞在の促進や地産地消の循環を進めることを視野に入れています。観光消費が地域経済を潤すためのモデルケースとして、サステナビリティの理念を掲げて進んでいくことでしょう。
市長のメッセージ
市長の渡辺美知太郎さんは、「シルバーアワードを受賞できたことは、本市の持続可能な観光への取り組みが国際的に評価された証です。今後も自然や文化の保護と地域の発展を両立させる観光地域づくりに努め、さらに高いレベルの持続可能な観光地を目指していきたい」との意向を示しています。
那須塩原市について
栃木県の北部に位置し、東京から新幹線で約70分の距離にある那須塩原市。美しい自然と豊富な食文化が魅力のこの地方都市は、観光だけでなく、住む人にとっても魅力的な未来を創造していくことでしょう。大規模な自然環境とともに、地域社会の活性化を目指す姿勢が、この受賞に繋がったのです。