尼崎の古着屋で楽しむ特別なスタイル体験 ― 障害者がコーディネートするAIコーデ

尼崎のチャリティショップふくるとAIコーデの魅力

兵庫県尼崎市に位置する「チャリティショップふくる」は、障害者福祉事業所で運営されるとてもユニークなお店です。このお店の特長は、すべてがボランティアや寄付によって支えられ、しかも障害のある人々が店長や店員として働いている点です。ロンドン発祥の古着店という異文化交流の場でありながら、地域づくりにも一役買っています。そのため、大学や学校との連携を通じて地域の活動にも参加し、引きこもりの方々への支援の場ともなっています。

「AI (あんた！いいやん！) コーデ」とは

最近、チャリティショップふくるで新たに展開されている「AIコーデ」というプログラムは、実は最新の人工知能を使っているわけではありません。障害のある店長と店員が、あなたの雰囲気や好みに合わせて「AI（あんた！いいやん！）」という超アナログなコーディネートを提案するというものです。このコースに申し込むと、参加者は自分の好みや体型に基づいたファッションを楽しむことができます。

具体的には、3000円、5000円、8000円のいずれかのコースに申し込むことで、選んだアイテムが送られてきます。事前に自分の写真や普段着ている服のブランド、身体的特徴を伝えることが必要です。店員たちは、それを元にチャリティショップの商品の中からベストなコーディネートを組み立てて発送します。

6周年記念の特別企画

今回、6周年を記念して特別コースが登場しました。期間限定で販売されている「6666円」のコースでは、トップス6点に加え、雑貨やサンクスレターがついてきます。この収益は、障害のある方の賃金や地域づくりの活動にしっかりと活用されます。

顧客からも大好評のようです。作業療法士のHさんは、コーデの包みを開く際のワクワク感が素晴らしいと語り、他の人からも「似合っている」と褒められる経験が嬉しいと述べています。彼女は、AIコーデをぜひ多くの人に体験して欲しいと強調しています。

参加方法

「AIコーデ」は2025年7月31日まで申込可能です。興味がある方は、公式サイトの応募フォームから申し込むことができるので、ぜひ訪れてみてください。さらに、詳細な情報やお問い合わせは「NPO法人月と風と」の公式ページからも確認することができます。

チャリティショップふくるは、単なるショッピングの場ではなく、障害のある人とのつながりや地域との絆を深める場としても機能しています。挑戦することで新たな感動が生まれるこのプロジェクトに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか？