児童福祉の現場で多様性を尊重する意識を高める研修
2024年7月3日、人生のあらゆる場面で必要な障がい者福祉事業を展開するGLOBALTREEグループは、アライアンスパートナーである一般社団法人S.C.P. Japanと共同で「LGBTQ+/性の多様性研修」を開催しました。対面とオンラインを合わせて200名を超えるスタッフが参加し、児童福祉業界における多様性の理解と受容を促進するための重要な一歩を踏み出しました。
研修内容:多様な視点から性の多様性を理解する
研修は、3つのパートで構成されました。
1.
性の多様性の基礎知識: 一般社団法人S.C.P. Japan代表理事の井上由惟子氏が、性の多様性とは何か、その概念や重要性をわかりやすく解説しました。生物学的な性、性自認、性的指向など、多様なあり方を尊重することの必要性と、それが現場や子どもたち、社会全体にどのように貢献するのかについて学びました。
2.
現役サッカー選手によるライフヒストリー: S.C.P. Japan理事であり、LGBTQ当事者でもある現役サッカー選手の齊藤夕眞氏がオンラインで登壇。幼少期からの気持ちの変化や自身の性的指向、性自認について率直に語りました。自身の経験を通して、人はそれぞれ異なる個性を持っていること、多様性を認め合い尊重することが大切であることを訴え、参加者の共感を得ました。
3.
質疑応答: 参加者から多くの質問が寄せられ、井上氏と齊藤氏は、具体的なアドバイスや実践的な回答で応えました。専門的な見解を通じて、参加者は性の多様性についてより深く理解を深めることができました。
研修を通じた学びと今後の展望
研修に参加したスタッフからは、以下のような感想が寄せられました。
- - 「性の多様性についてさらに深く知ることができた。子どもたちと関わる際に、柔軟かつ意識的に接していく必要があると感じた。」
- - 「性の多様性に関する友人がいるので、研修内容が身近に感じられた。基礎知識はあったが、子どもたちや友人との接し方について、自分自身の発言に責任を持ち、子どもたちの可能性を広げる立場であることを再認識した。」
GLOBALTREEグループは、今回の研修を機に、多様性を尊重する環境構築に力を入れていきます。スタッフ一人ひとりが安心して働ける環境を整えるとともに、児童福祉の現場においても性の多様性を尊重する福祉社会の実現を目指します。
S.C.P. JapanとGLOBALTREEの取り組み
一般社団法人S.C.P. Japanは、「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンを掲げ、スポーツを通じた共育、研修、人材育成、国際協力事業などを行っています。
GLOBALTREEグループは、多様な人々が共存する社会において、年齢に関わらず、すべての人々をサポートすることを目指しています。児童発達支援、放課後等デイサービス、就労支援、訪問介護など、多岐にわたるサービスを提供し、社会全体で人々の生活を支えています。
今回の研修は、両者の連携による社会貢献の一例であり、今後も継続的な取り組みを通して、よりインクルーシブな社会の実現に貢献していきます。