日本初の国際オペラ歌手三浦環の生誕140年記念コンサート開催

三浦環生誕140年記念コンサートの開催

本邦初の国際的オペラ歌手、三浦環の生誕140年を迎える今年、特別なイベントが開催されることが決まりました。その名も『三浦環のシューベルト《冬の旅》』。日程は2024年11月29日(金)。場所は東京都台東区の旧東京音楽学校奏楽堂です。

このコンサートでは、三浦環が死を目前に歌ったシューベルトの《冬の旅》全24曲が再現されます。三浦環が1946年に病を抱えながらも、自身の訳詞で歌ったシューベルトの名曲は、長年にわたり失われていた音源とプログラムが最近発見され、彼女の芸術の全貌が明らかになりました。彼女の訳詞は現代の耳にも優しいもので、聴衆に新しい感動を提供します。

今回の公演では、小林沙羅さんによるソプラノの歌唱と、河野紘子氏の伴奏が注目されます。また、尺間には脚本家の大石みちこさんが書き下ろした台本で、環の夫である政太郎の語りが加わります。このような新たな試みを通じて、三浦環との心の対話が生まれ、我々が抱く《冬の旅》の感動がさらに広がります。

コンサートでは、彼女が初のオペラ公演《オルフェオ》でデビューを果たした旧東京音楽学校奏楽堂の舞台に立つことは、非常に意義深い瞬間です。この特別な夜に、観客は三浦環の人生と彼女が愛した音楽に浸り、かつて彼女が培ってきた名曲を新たな形で楽しむことができます。

公演の詳細については、以下の通りです。