日本女性起業家の快挙
2018-03-30 05:52:52
日本の女性起業家、フランスでの国際的な賞を受賞したその背景とは
渡部清花、フランスでの栄誉ある賞を受賞
2018年、フランスで開催されたINCO主催の『Woman Entrepreneur of the Year Award 2018』にて、NPO法人WELgeeの代表である渡部清花さんが見事グランプリを受賞しました。この賞は、世界中で社会課題や環境問題に取り組む女性起業家を称えるものであり、各国から選ばれた9名の代表者が参加しました。
世界の女性起業家を称える場
今回のアワードは、パリ市庁舎で開催され、1,000人以上の観衆が集まりました。渡部さんは日本の女性起業家として選出され、他の代表者と共に90秒のプレゼンテーションを行いました。
この場で、彼女は自身の活動に対する情熱を語り、多くの人々に感銘を与えました。審査員にはパリ市長を含む17名の専門家が名を連ね、競争は非常に厳しかったといいます。
渡部清花のプロフィールと事業内容
渡部さんは、東京大学大学院で国際社会科学を専攻し、国連開発計画(UNDP)でインターンシップを経験しました。大学3年時には、バングラデシュの先住民族地域で教育NGOを設立し、その後、日本に帰国し、難民支援を目的としてWELgeeを立ち上げました。
NPO法人WELgeeは、難民支援に留まらず、人々が共に未来を築くことを目指しています。多様性を尊重し、国籍や宗教を超えた活動を展開しています。具体的には、出張授業やワークショップ、緊急シェルターなどの支援を行っています。
受賞の意義と今後の活動
渡部さんの受賞は、彼女自身の活動だけでなく、日本のNPOや社会起業家にとっても大きな励みとなることでしょう。賞を受賞したことで、追加のコーチングや国際的なネットワークへの参加が予定されており、これからのさらなる成長が期待されています。
受賞後、彼女は多くのメディアから取材を受け、自身の取り組みやWELgeeの活動を広く伝える機会を得ています。これにより、日本の難民問題への理解も深まっていくことが期待されます。
今後の社会的な影響
WELgeeの活動は、多様性にあふれた社会を実現するための重要な役割を果たしています。今後も、難民支援だけに留まらず、教育や雇用など多方面からアプローチすることで、新しい価値観を創出し続けるでしょう。
海外での受賞を機に、国内外での発信が活発化し、多くの人々にインスピレーションを与える存在となることが期待されます。渡部さんの情熱的な取り組みは、これからの日本社会においても、一層の注目を集めることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
NPO法人WELgee
- 住所
- 東京都渋谷区恵比寿4丁目20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー27F デジサーチアンドアドバタイジング内「coebi」
- 電話番号
-
080-3584-1991