2023年【いい部屋ネット】が実施した「街の幸福度ランキング2025<中国版>」と「住み続けたい街ランキング2025<中国版>」において、広島県の安芸郡熊野町と岡山県の小田郡矢掛町がそれぞれ1位に輝きました。この調査は、大東建託株式会社が過去最大規模で実施したもので、幸せを感じる街や住み続けたいと思う街の傾向を探る目的で行われました。特に、中国エリアに住む20歳以上の男女48,437名を対象に、2021年から2025年にかけての多様なデータを集計しました。
街の幸福度ランキング
1位に輝いた安芸郡熊野町は、昨年の3位から大きく順位を上げ、地域の良好な環境や住みやすさが評価されました。続く2位は、鳥取県の東伯郡湯梨浜町が昨年の12位から躍進し、3位を獲得したのは岡山県の早島町。この3つの街は、住民からの高い評価を受けており、広島県・鳥取県・岡山県・山口県の各郡部には、特に「町」が多く登場しています。
調査では、街の幸福度を数値化するために、住民が自らの幸福感を10段階で評価し、その平均を算出する方法を採用しました。結果、広島県とその周辺の自治体は、いずれも高い偏差値を得ていることがわかります。特に1位から3位の街は偏差値70台という高評価で、快適で満足度の高い生活環境が伺えます。
住み続けたい街ランキング
住み続けたい街ランキングでは、昨年6位から順位を上げた岡山県の小田郡矢掛町が1位に選ばれました。ここは多様な要素で評価され、住民の愛着や誇りを感じさせる魅力があり、実際に「住みここち」や「街に誇りがある」で1位を獲得しています。2位は広島県安芸郡府中町、3位には早島町が留まっています。
この調査からは、住民が抱く「住み続けたい」という気持ちが、単なる居住空間を越えて、感情的な愛着や誇りの要素が強く関与していることが顕著に見て取れます。調査データからもこの傾向は明らかで、特にトップ10内の自治体においては、住みここちや愛着が相互に影響を与えていることが示唆されます。
調査の背景
今回の調査は、2025年2月から3月にかけて行われ、過去5年間のデータをもとにトレンドを把握することを目的としていました。答えは主に「そう思う」から「そう思わない」までの5段階で評価され、その集計が最終結果に反映されています。調査対象となったのは中国地方の4つの県で、地域に根ざした豊かな多様性を反映した結果となっています。
おわりに
街の幸福度や住み続けたい意欲を示すこのランキングは、地域の魅力を広く伝えるとともに、住みやすい街づくりに役立つ指標ともなります。詳しいランキング結果や調査方法については、いい部屋ネットの公式サイトで確認できます。住みやすい街を求めている方々にとって、非常に参考になる内容です。
調査詳細は
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