アプリックスとTangerine社、OMOプラットフォームで資本業務提携を発表

アプリックスとTangerine社が資本業務提携を結ぶ

株式会社アプリックス（以下、アプリックス）は、OMO（Online Merges with Offline）プラットフォームサービスを提供するTangerine株式会社（以下、Tangerine社）との資本業務提携を開始することを発表しました。この提携により、両社のビジネスの加速を目指します。

提携の背景と目的

アプリックスでは、Bluetooth® Low Energyに対応したロケーションビーコン「MyBeaconシリーズ」を展開しており、飲食業界やアパレル、観光業界など多岐にわたる分野で実績を上げてきました。しかし、主に売り切り型のビジネスモデルを採用していたため、ユーザーの新規開拓やリピート受注が必要で、継続的な収益を上げるためのストックビジネス型に移行する必要性を感じていました。その中で、Tangerine社との協業が最適であると考えました。

Tangerine社のOMOプラットフォーム「Store360」

Tangerine社は、リアル店舗での顧客行動データの分析をリアルタイムで行い、オンラインとオフラインをシームレスに統合するOMOプラットフォーム「Store360」を提供しています。Store360には、顧客アプリにSDKを組み込むことで来店検知ができる「Store360 UX」と、様々なデバイスから得たデータをAIで分析する「Store360 Insight」の2つの機能があります。

このプラットフォームは、すでに渋谷区をはじめとする多数の企業で導入実績があり、特に3万店舗以上にわたる成功事例を誇っています。これにより、アプリックスはMyBeaconシリーズを導入した業界に対して、Store360を共同提案できるという新たなビジネス機会を得ました。

今後の展開

両社は本提携に基づき、MyBeaconシリーズの新たな開発を進める予定です。また、アプリックスの一貫した開発力を生かし、Store360自体の開発支援やクラウドサービス提供の可能性も追求しています。本提携の効果を最大限に引き出すため、両社は協業を推進していく意向です。

資本業務提携の詳細は、証券取引所において別途発表されます。