「IKOUポータブルチェア」がバリアフリーで受賞【Haluの取り組み】
株式会社Halu(ハル)は、障害児とその家族がより自由に外出できる環境づくりを目指し、ユニークなプロダクト「IKOUポータブルチェア」を開発しました。その取り組みが評価され、内閣府が主催する「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」で、特命担当大臣奨励賞を受賞しました。受賞式は2024年12月27日に内閣総理大臣官邸で行われ、代表の松本友理が出席し、石破茂首相や三原じゅん子特命担当大臣に対して同社の活動を紹介しました。
受賞の背景
Haluは、障害児育児の当事者として、障害の有無にかかわらず、誰もが使用できるプロダクトの開発に取り組んでいます。「IKOUポータブルチェア」は、外出時に障害児が抱える「外出のしづらさ」を解消するためのキッズチェアです。体幹が弱いお子様が快適に座れるように設計されており、折りたたみ式で持ち運びにも便利です。
受賞について松本は、「この名誉ある賞は、Haluを支えてきた皆さまと共に受賞したものです」と語り、障害児とその家族が共に快適に移動できる社会の実現に向けた努力が認められたと感激を述べました。
「IKOUポータブルチェア」の特徴
このキッズチェアは、軽量で持ち運びしやすく、さまざまな椅子に簡単に取り付け可能です。違和感なく、また安全に座れるので、お子様の外出機会を増やし、家族全員が楽しめる時間を提供します。また、商業施設やスポーツ施設などでも導入されており、特に小さなお子様連れの家族が利用しやすい環境が整えられています。
商品詳細
- - サイズ(畳んだ状態): 横34cm × 縦27cm × 高さ15cm
- - 重量: 3.2kg(約500mlペットボトル6本分)
Haluは、バリアフリー・ユニバーサルデザインの実現に向けた取り組みを強化し、障害に関わらずすべての人が快適に生活できる社会を目指していきます。今回の受賞を機に、さらにその活動を広げる意欲を示しています。
今後の展望
松本は、受賞を励みに、企業や団体、子育てに関わる方々との関係を深めることを強調し、社会全体での共生を促進するために、さらなる取り組みを展開すると述べました。Haluの目指す未来は、障害を持つ人々も含め、全ての子育て家庭にとって自由で楽しい外出環境の実現です。
Haluの理念
株式会社Haluは2020年4月に創業し、「インクルーシブデザイン」での多様性を重視しています。障害児育児における課題から生まれた「IKOUポータブルチェア」は、ユーザーのニーズを十分に考慮し、機能性とデザイン性を両立させています。今後も新たな製品やサービスの開発を進めていくことで、障害者やその家族が安心して社会参加できる環境を整えていきます。
HaluのウェブサイトやSNSでは、さらなる情報が提供されており、製品に関する詳細情報について得たい方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。