HRクラウドがSMS連携機能を導入し採用活動を革新

HRクラウドが採用活動の新たな一手を投入

HRクラウド株式会社は、2023年10月に新機能「SMS（ショートメッセージサービス）連携機能」を自社の採用管理システム「採用一括かんりくん」に追加したことを発表しました。この機能は、採用活動において候補者との連絡が取れないという問題を解決することを目的としています。

開発の背景

採用担当者は、候補者とのやり取りにおいて多くの課題に直面しています。特に、候補者がメールを見落としてしまうことが非常に多いというデータがあります。実際に、調査によると、学生の約40%がメールのチェック漏れを懸念していると言います。このような問題から、企業からの重要な案内が候補者に届かないケースが多いのです。さらに、採用担当者は面接日程の調整やその他の連絡業務に多くの時間を割かれ、その負担が候補者とのコミュニケーションの遅れに繋がっていました。

このような現状の改善を目指し、HRクラウドはSMS連携機能を開発。電話番号を使って候補者に直接メッセージを送ることで、より確実で迅速な連絡を実現します。

SMS連携機能の特長

この新機能には、いくつかの大きな特長があります。
1. ATS完全統合型: SMS送信機能が「採用一括かんりくん」に内蔵されているため、候補者情報と送信履歴が一元管理でき、迅速なコミュニケーションが可能になります。
2. マルチチャネル・オートメーション: メール、LINE、SMSを同一の設定画面でコントロールでき、例えば「面接前日にSMSでリマインドを自動送信する」といった便利な設定も可能です。

導入効果

このSMS連携機能の導入により、企業の採用活動に多くのメリットが期待されます。まず、面接参加率が向上します。SMSでの確実なリマインド通知により、連絡不達や見落としが原因での無断キャンセル率を低下させることができるからです。また、採用コストの削減も見込めます。採用担当者の工数が大幅に減少し、担当者は本来注力すべき業務に集中できるようになります。

リリース計画

この機能は段階的にリリースされます。第一弾は、SMSの個別・一斉送信や予約送信、テンプレート保存などの基本機能を実装します。第二弾では、オートメーション機能との本格連携を開始し、特定のアクションをトリガーとするSMS送信の完全自動化を実現します。今後の段階でも、日程調整やイベント機能と連携し、短信通信の活用範囲を広げていく予定です。