トヨタ豊田会長がFC今治里山校で特別授業を実施

10月17日、愛媛県今治市にあるFC今治高校里山校で、トヨタ自動車の会長である豊田章男氏による特別授業が行われました。元サッカー日本代表監督の岡田武史氏が学園長を務めるこの学校では、新しさを求める時代のキャプテンシップを持った人材の育成を目指しています。

特別授業は、生徒たちとのQ&Aセッションから始まりました。豊田氏は、自分らしい生き方の重要性や、これまでの困難をどのように克服してきたかを語りました。生徒たちは豊田氏に多くの質問を投げかけ、彼の経験から学びを得る場となりました。質問の中には、アメリカ留学の経験や、環境問題への取り組みについてのものもあり、対話は非常に盛り上がりました。

デモラン体験

授業の後半では、豊田氏がラリーカー「GRヤリス」を操るデモランが実施されました。豊田氏は自身のドライバーネーム「モリゾウ」として生徒を助手席に乗せ、迫力満点の走行を披露。生徒たちは貴重な体験をし、豊田氏のドライビングスキルを直接感じることができました。

豊田氏は、この授業を通じて生徒たちが自分らしい生き様を見つけるための大切なメッセージが伝わればと述べています。彼の言葉には、世界的な経営者としての経験が色濃く反映されており、生徒たちにとって心に響く内容だったことでしょう。

FCIの教育理念

FC今治高校里山校では、ビジネス、スポーツ、音楽、ファッションなど多様な分野で活躍する人々をゲスト講師として招き、生徒が自分自身の「やりたいこと」を見つける手助けをしています。これまでにも、サイボウズの青野慶久社長やEXILEのTETSUYA氏など、多くのエポックメーカーが訪れ、刺激的なセッションを行ってきました。

豊田氏の特別講義もFCIの教育理念に強く共感した結果実現したものであり、生徒たちのキャリア形成に大きな影響を与えることが期待されます。豊田氏自身、授業を通じて生徒たちから多くのエネルギーを受け取ったと語っており、双方にとって意義深い時間となったことが伝わってきます。

生徒の反応

授業を受けた生徒からは「豊田会長の経験が目の前で感じられた講義で、特に「未来を私たちがつくっていく」という言葉が印象に残った」との感想が寄せられました。また、デモランについて「運転の丁寧さとワイルドさから彼の生き様が感じられた」との声もあり、特別な体験が生徒たちに深い印象を残したことが分かります。

FC今治高校里山校は、実践的な学びを重視した独自のカリキュラムで、「新時代のキャプテン」を育成することを目指しています。これからも多くのビジョンを持ったゲストが訪れることが期待されており、生徒たちの可能性がどのように広がっていくのか注目が集まります。彼らの将来がどのようなものであるかを見届けることができればと思います。