栃木の若者たちが農業の未来を切り拓く
栃木県藤岡町に住む30歳の幼馴染10人が、困難な農業の現状を打破しようと立ち上がりました。彼らは耕作放棄地をいちご畑に変えるプロジェクトを始め、今までにない新たな挑戦に乗り出しています。特に、地元のブランドいちご「とちあいか」の栽培を目指しています。
2026年5月30日、彼らはクラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREで第2弾プロジェクトを開始します。目標金額は1,500万円。プロジェクトは2026年7月31日まで支援を受け付けます。プロジェクトページにはいちごハウスの建設や必要な設備、苗の調達資金に充てるための詳細が記載されています。
農業の現実と彼らの挑戦
日本の農業従事者の平均年齢は69歳に達し、栃木県の農業に従事している人々の数も近年で半分以下に減少しています。また、耕作放棄地は年々増加し、今や県内の農地の約7%を占めています。このような現状を目の当たりにし、栃木市藤岡出身の若者たちは「誰もやらないなら、自分たちがやるしかない」と思い立ち、農業を始めることに決めました。
農業未経験の彼らは、7ヘクタールの田んぼと4ヘクタールの畑を管理するまでに成長しました。2025年にはクラウドファンディング初回で748万円を集め、405人の支援を受けると共に、CAMPFIREアワード2025地域振興部門の上半期BEST未来創造賞を受賞しました。
次なる挑戦として、今流行しているが生産が追いつかない「とちあいか」の栽培に取り組むことを決めました。いちごの植え付けには9月から10月が理想で、ハウスの完成期限は2026年8月。そのために、スピーディーに資金を調達する手段としてクラウドファンディングを選びました。
プロジェクトの具体的な内容
今回のプロジェクトでは、いちご栽培ハウスの建設に必要な資金として1,500万円の達成を目指します。募集期間は2026年7月31日までで、All-in方式を採用しているため、目標金額に達しなくてもリターンは必ず支援者に届けられます。
これまでの実績として、彼らは水稲7ヘクタール、ネギ1ヘクタールの農地を有し、地域の農業法人としても認定されています。Instagramのフォロワーは2.7万人を超え、YouTube登録者も8,900人に達しています。
支援者に向けたリターン
支援者には魅力的なリターンも用意されています。個人向けには、いちご商品(パック、ドライ、カヌレ、ジャムなど)や新米のコシヒカリ、長ネギギフトセット、FJPオリジナルのベースボールシャツなどが提供されます。企業向けにもコラボ動画の制作やスポンサーシップが用意されています。
今後の展開
2026年8月にハウスが完成し、9月から10月に「とちあいか」の植え付けを行います。収穫は11月から始まり、リターンとして支援者に届けられるのは2027年の1月から3月を予定しています。5年後には栃木で一番の農家になり、10年後には若者たちが農業を選べる仕事として定着する未来を目指しています。
代表者の思い
代表を務める上岡良健さんは、「栃木のいちごを全国に届けたい」という情熱を抱き、仲間たちと共にこのプロジェクトに取り組んでいます。農業の未経験者だからこそ、自らの疑問や新たな視点で農業を見つめ直すことで、荒れた農地を豊かな畑に変えることを目指しているのです。皆さんの力を貸していただけることを心から願っています。
このプロジェクトは、単なる農業再生の試みだけではありません。地元の若者たちの未来への希望、そして生命を育む自然との共存を目指す活動であることをぜひ知っていただきたいと思います。