第11回渋谷ファッションウイークがアートとの融合をテーマに開催

第11回渋谷ファッションウイークが開催

2019年3月14日から3月24日まで、渋谷の中心地である渋谷ストリーム前・稲荷橋広場で「第11回渋谷ファッションウイーク」が行われています。主催は渋谷ファッションウイーク実行委員会で、今年のテーマは「アートとの融合」です。

このイベントは、渋谷を国際文化観光都市として発信することを目的としており、2014年に初開催されました。これまでの開催では「MADE IN SHIBUYA」をコンセプトに、ファッション界に新しい芽を育てる場としての役割も担ってきました。この11回目の開催に際し、特に注目されたのがアーティストのチョーヒカルさんを迎えたファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」です。

このファッションショーでは、新進気鋭のデザイナー城間志保氏が自身のウィメンズブランド「SHIROMA」の作品を発表しました。彼女のブランドは、これまでも「Amazon Fashion Week TOKYO 2019 A/W」に参加しており、渋谷ファッションウイークのプラットフォームを新しい才能の発表の場として利用されています。城間氏の作品は、シンプルで洗練されたデザインが特徴で、ファッションとアートが見事に融合したステージを実現しました。

さらに、特別な一着としてチョーヒカルさんがデザインしたドレスが披露され、オリジナルのペイントを施された美しい姿でランウェイを歩きました。その光景は、まさにファッションとアートが一体となった瞬間でした。

また、後半には「渋谷スタイル」として、地元の大型商業施設やショップの店員によるブロックを設け、リアルクローズを披露するショーが行われました。渋谷の多様性を表現した各店員が自らデザインの一部となり、観客と一体となったランウェイは大きな拍手をもって迎えられました。

実行委員長の大西賢治氏は、このイベントの成功を祝し、渋谷の文化の新しい一歩を踏み出せたと自信を示しました。「アートとファッションの融合を体現できたのではないか」とのコメントが印象的です。一方、チョーヒカルさんは「ファッションとアートを一つにすることが目標だったので楽しかった」と語り、イベントの充実した内容を振り返りました。

イベント期間中は、cocoti SHIBUYA、渋谷ヒカリエ、西武渋谷店、東急百貨店本店にて、チョーヒカルさんの作品展示も実施されています。街を歩きながらアートを身近に感じることができるこの機会は、多くの人々にアートの魅力を届けることでしょう。

渋谷ファッションウイークはファッションを通じて、地域の魅力を再発見する素晴らしい機会です。今後の開催にも期待が高まります。ぜひこの機会に渋谷のアートとファッションに触れてみてはいかがでしょうか。