卵殻素材の新感覚防災用ヘルメット『オサメット・エッグ』が登場！

卵殻を活用した新しいヘルメットの登場

加賀産業株式会社が、注目の防災用折りたたみヘルメット『オサメット・エッグ』を2024年9月24日より発売することを発表しました。これは、環境に配慮した素材を使用するカーボンニュートラル型の新しいヘルメットです。

開発の背景

長年にわたりヘルメット製造を行ってきた加賀産業は、カーボンニュートラルに向けた取り組みを一段と強化しています。2023年には中小企業版SBT認定を取得し、持続可能な開発目標に積極的に取り組むことが求められる中で、新たに卵殻を原料として使ったヘルメットの開発に着手しました。

一般的に、ヘルメットは合成樹脂から作られ、その製造と廃棄過程で多くのCO2が排出されています。加賀産業は、この問題を解決すべく、リサイクル材料を積極的に活用する製品の製造を目指し、卵殻を使ったヘルメットを発表しました。

特徴と利点

『オサメット・エッグ』の最大の利点は、その環境性能です。卵殻を20％含む設計により、従来のオサメットと比べてCO2排出量を20％削減しています。この削減量は、例えば、人間が9時間で排出するCO2の量に相当し、さらにレジ袋を約12回断ることで得られる削減量とも同じです。

次に、折りたたみ機構の優れた収納性です。A4サイズに収納可能で、厚さはわずか4.5センチ。これにより、書棚や引き出し、ランドセルなどに簡単に収納できるため、携行性が抜群です。また、緊急時には5秒以内で装着可能な設計となっており、緊急時の迅速な対応をサポートします。

安全性も高く、厚生労働省による労働安全衛生法規格の検定試験に合格しています。飛来物や落下物からしっかりと身を守るための設計がなされています。