大暮維人と大森記詩のコラボ展「SCALE GIRLS / SCALE ARMS」が始動

新たなアートの幕開け「SCALE GIRLS / SCALE ARMS」展

東京都港区虎ノ門に位置する集英社マンガアートヘリテージトーキョーギャラリーで、大暮維人と大森記詩による待望の展覧会「SCALE GIRLS / SCALE ARMS」が開催中です。この展覧会では、スケールモデルという概念を基にした作品が展示され、キャラクターや機械、独特の世界観が創出されています。

独創的なアーティストたちの共演

大暮維人は『天上天下』や『エア・ギア』などの人気作品で知られ、印象的なキャラクター表現が魅力です。彼の作品に登場する少女たちは、緻密な描写と柔らかなタッチで表現され、まるでページから飛び出してくるかのようです。一方の大森記詩は、プロモデラーおよび現代美術家として、プラモデルのパーツを駆使した立体作品を創造しています。彼の「MIXINGSCAPE」シリーズでは、架空の兵器を91つのスケールで再現した作品が展示されています。

スケールガールズとスケールアームズ

本展で注目されるのは、スケールモデルとスケールアームズの対比です。スケールガールズと名付けられた作品群では、大暮維人が描くキャラクターたちが観客を魅了します。彼らは日常や冒険を繰り広げ、まるで生き生きとした存在感を放っています。一方で、スケールアームズでは、大森の手による独自の兵器が立体的に表現されています。プラモデルのパーツ同士が組み合わさることによって、マンガの世界観とクロスオーバーし、全く新しいアートが生まれます。

展示内容と作品

展覧会には、大暮維人の作品として『バイオーグ・トリニティ』からのスケールガールズの印刷物が多数展示されています。圧倒的なデザイン性を持つプリント作品には、オリジナルのステッカーも付属しており、ファンにとっては見逃せないアイテムです。また、展示される大森のスケールアームズ（例えば、1/35や1/12の兵器模型）は、彼の独特な表現力を体現しており、訪れた人々に新しい視点を提供することでしょう。

特別展示

さらには、大暮維人がかつて憧れたバイク、ホンダ・モンキーとハーレーダビッドソンのスケールモデルの展示も見どころです。タミヤ製のバイクは、大暮の指定したカラーリングとオリジナルデザインのデカールが施されています。

ディテールへのこだわり

「MIXINGSCAPE」シリーズでは、複数のプラモデルパーツを用いて、リアルなメカを制作する工夫が施されています。大森は自身のスケールの530素を使い、観客にクオリティの高い作品を提示しています。作品がもつ存在感やディテールについては、大暮自身も興味深く思っており、彼は自身の作品と大森の作品の融合に期待を寄せています。

来場者へのメッセージ

大暮維人は「会場でその存在感を体感してください！」と述べ、皆さんにこの新しいアート体験を楽しんでもらいたいと語っています。その彼自身が興味を持つ要素が盛り沢山のため、アートファンにはたまらない内容となっています。

展覧会の詳細

「SCALE GIRLS / SCALE ARMS」展は2025年6月3日から9月21日まで開催されており、入場は無料です。開廊時間は11:00から20:00までで、アクセスも便利。ぜひ、この素晴らしいアートの世界を体験してください！

詳細な情報は公式Webサイトを参照してください。

★公式サイト: 集英社マンガアートヘリテージ