GERMAN DESIGN AWARD 2025でポラスグループが輝く
ポラスグループに所属する2つの建築プロジェクトが、国際的なデザインアワード「GERMAN DESIGN AWARD 2025」で優秀賞に相当する《Winner》を受賞しました。株式会社中央住宅が手がけた「リーズン馬込沢 SuBaCo project」と、ポラスガーデンヒルズ株式会社の「空居間の街」が、この名誉ある賞を獲得したことは、地域に根ざした持続可能なデザインが国際的に評価されていることを示しています。
受賞したプロジェクトの魅力
「リーズン馬込沢 SuBaCo project」は、地域と住民、事業者が一体となって、新しい住まいの形を模索した結果生まれたプロジェクトです。このプロジェクトでは、四つの分譲住宅に加え、共有スペースや縁側テラスを設け、住民が自然と触れ合う機会を提供しています。さらに、豊かな緑と生物多様性を促す設計がなされており、“SuBaCo”という名前には、持続可能性、地域社会と生物多様性の頭文字が込められている点が特徴です。これにより、住民が環境と共に生活を楽しむための拠点が形成されています。
一方で「空居間の街」は、庭とリビングがつながり、内外の境界が曖昧な新しい形式の住まいを提案しています。これにより、居住者は自然の中で暮らす感覚を味わいながら、プライバシーも確保されています。このプロジェクトは、都市生活における快適さとプライバシーの両方を実現した点で、住居の新しい可能性を感じさせてくれます。
GERMAN DESIGN AWARDとは?
このアワードは、1953年に設立されたドイツデザイン評議会が主催しており、2012年からは国際的な規模で開催されています。特筆すべきは、他のデザインアワードでの評価を元に推薦された作品のみが審査対象となるため、非常に厳しい審査基準で評価されます。2025年のアワードでは、建築設計の他にもプロダクトデザインやコミュニケーションデザインなどが評価され、世界中から集まった優れた作品が選出されています。
ポラスグループの受賞は、これで3年連続の快挙であり、地域の特性を生かした快適な住空間のデザインが国際的にも評価され続けていることになります。彼らの今後の動向にも注目が集まります。
受賞した作品の意義
「リーズン馬込沢 SuBaCo project」の設計者である山下隆史氏と山崎正吾氏は、自然環境と生活環境の調和がいかに重要かを強調しています。このプロジェクトにおける緑の拠点は、地域の生態系に良好な影響をもたらし、子供たちが自らの環境に親しむ機会を提供しています。審査員からも、地域の生物多様性を支える木造住宅とそのデザイン思想は高く評価されています。
「空居間の街」は、松井孝治氏が設計を手掛けました。彼は、内外のつながりを重視したデザインにより、人々が自然と共存できる空間を目指しました。このプロジェクトは、都市生活の課題を解決するための新しいアプローチを提供しています。
今後の展望
ポラスグループは、持続可能な建築デザインの追求を続け、このような高い評価を受けた実績をもとに、さらなる挑戦を続けていくでしょう。地域特性を活かした住まい作りや、より良いコミュニティの形成に向けた活動が期待されます。これらのデザインが、未来の住まい作りにどのように寄与していくのか、今後の展開から目が離せません。