ポラスグループ 第13回建築デザインコンペティションの結果
ポラス株式会社が主催する「第13回 POLUS-ポラス‐学生・建築デザインコンペティション」の二次審査会が、7月8日に公開で開催されました。今回のコンペには、過去最多となる822点の応募があり、厳しい審査を経て、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選2点が発表されました。特に注目されたのは、最優秀賞に選ばれた作品『こもり知らずの扉』です。作成したのは京都美術工芸大学の平出さつきさんで、彼女の作品は審査委員から高く評価されました。
作品概要
最優秀賞:こもり知らずの扉
平出さんの『こもり知らずの扉』は、家族構成の変化を反映し、動的かつ有機的な空間を提案しています。作品の特徴は、方丈のユニットが連なり、分かれたり繋がったりすることで、さまざまな利用を可能にする点です。これにより、現代の多様な家族形態に対して、柔軟に応答する建築が実現されました。
平出さんは、「この作品が認められたことを大変嬉しく思っており、将来的には誰かのサポートができるような設計を目指していきたい」と語っています。
優秀賞作品
優秀賞には、九州大学大学院の石澤航さんによる『個のつどい』と、大阪工業大学大学院の八木清花さん、岡優志さん、吉井洸貴さんによる『壁で編む縁』が選ばれました。石澤さんの作品は、異形平面の木造住宅が自由に集合し、新しい風景を創り出すという斬新な提案が評価されました。一方、八木さんらの『壁で編む縁』は、立体的な領域を生み出す壁の使い方が特徴的で、さらなる発展が期待されます。
入選作品
入選には、東京理科大学大学院の光安天舞さんと東京藝術大学大学院の村上祥太さんによる『倉庫の家』、さらには京都工芸繊維大学大学院の吉川大空さんと脇坂献徒さんによる『「家族を編む」境界を滲ませる子供のスケール』が入選しました。これらの作品は、それぞれ独自のアイデアと美しさを持ちながら、建築の新しい可能性を示唆しています。
審査について
今年の審査は非常に難航したとのことで、審査委員長の西沢立衛教授(横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA)は、応募者の創意工夫に感動したと述べています。今年のコンペは、学生たちの自由で新鮮な発想を引き出し、将来の建築界を担う人材を育てる貴重な機会となりました。
ポラスグループは今後も、若手建築家やデザイナーの育成を支援し、創造的な活動を促進するための取り組みを続けていくことでしょう。これからの学生たちの活躍にも、ぜひ注目していきたいと思います。
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