「たまくすの木」の維持管理への寄附のお願い
横浜の開港の歴史を見守り続ける「たまくすの木」。この特別な木は、1848年から市民に親しまれてきました。ペリー提督の上陸を見た歴史的な木として、今後もその姿を守り続けるための寄附金を、横浜開港資料館では募集中です。
寄附の詳細
寄附金は300円から受け付けており、受け付けは2025年9月2日からスタートします。寄附いただいた方には、先着500名様へ「御樹印」をプレゼント。御樹印は「たまくすの木」をイメージしたデザインで、筆文字にはその木の力強さが込められています。さらに、その周りには「ペリー提督・将兵の横浜上陸図」が描かれています。この機会に、たまくすの木の歴史をぜひ知ってみてください。
たまくすの木の歴史
この木は、1854年、日米和親条約締結のためにペリー提督が登場した時期からこの地に根を張っています。幾度の災害を乗り越えて、たまくすの木はその生命力を保ち続けてきました。1866年の横浜大火や1923年の関東大震災でも焼けたものの、残った根から芽吹き、今では横浜を代表する文化財としてその存在感を示しています。
維持管理への取り組み
この木の維持管理は、横浜市ふるさと歴史財団と協定を結んでいる一般社団法人日本樹木医会神奈川県支部によって行われています。彼らの支援を受け、土壌の改良や日常メンテナンスを行っていることで、たまくすの木は再び大きく育っています。
また、バリアフリーウッドデッキの整備が行われ、障害を持つ方々にも容易にアクセスできる環境が整えられています。このデッキの完成は、2025年7月10日に開催されるセレモニーの際に取り上げられる予定です。
特別な御樹印
この寄附金募集の一環として、支援者の方には大変貴重な「御樹印」が贈呈されます。この墨書デザインは、日本の伝統的な書道である「筆文字」が用いられ、たまくすの木の生命力を象徴するものです。寄附を通じて、あなたもこの木の歴史に触れ、その保護活動を一緒に支えてみませんか?
多くの方々のご支援が、たまくすの木の未来を守ります。どうぞ宜しくお願いいたします。