近畿大学経営学部と岩塚製菓株式会社の新たなコラボレーションによって誕生したのが、「味しらべ関西風だし味」です。このプロジェクトは、学生たちが実際の市場調査を行い、試食を重ねながら新たなフレーバーを開発するという、実践的な学びを重視した取り組みです。プロジェクトには約300人の学生が参加し、その中から試食評価で約90%が「絶品」と答えたフレーバーが商品化されました。
「味しらべ関西風だし味」は、関西ならではの風合いを楽しめる新商品として、2025年7月21日から全国で販売されます。このお菓子は関西の味を意識し、特に「関西風だし」と「柚子胡椒」を融合させた特別な味わいを持っています。幅広い年代層に受け入れられるよう、上品でありながらも個性的な風味が特徴です。試食イベントでは高評価を受けたことからも、消費者へのアピール力が期待されます。
学生たちは商品開発の全過程に関わり、自らのアイデアが実際に製品として店頭に並ぶ経験を得られたことが、人材育成の面でも大きな価値を持つものとなりました。開発からパッケージデザイン、販促活動、さらには業界へのプレゼンテーションまで手がけ、マーケティングの実際を体験することができたのです。
この取り組みを通じて、学生たちは商品開発の楽しさや難しさを実感し、それぞれの活動の意義を深く理解したと言います。特に、継続的に米菓業界に新鮮な風を送り込むためには、若い世代の創造力が重要です。近畿大学と岩塚製菓のコラボレーションは、まさにその一環として評価されるでしょう。
商品はセブン-イレブンでの取り扱いが予定されており、そのほかにも西日本エリアの選定店舗でも販売される予定です。ぜひ、関西の風味がしっかりと表現された「味しらべ関西風だし味」を手に取って、優雅なおやつタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。これからの販売に注目が集まることは間違いありません。