学生に寄り添うELSAの取り組み
世界中で学校閉鎖の影響を受ける学生をサポートするため、ELSA社は学生に無償でその英会話アプリ「ELSA Speak」を提供することを発表しました。この取り組みは、約1500万人の言語学習者に流暢な英会話を実現することを目指し、グローバルに活躍できるスキルを育成するためのきっかけとなるでしょう。
ELSA(English Language Speech Assistant)は、発音をAI技術で向上させるサンフランシスコに拠点を置く企業です。共同創設者であるヴー・ヴァン氏は、デジタル化が進む現代において英語力が求められるスキルであると強調し、アプリを通じて学習を続けられる環境を整えることが重要だと述べています。彼の言葉の通り、英語を話せることが、国際的な仕事をする上でも大きなアドバンテージになります。
「ELSA Speak」アプリは、発音に特化した音声技術を利用し、95%以上の精度で発音の誤りを指摘します。ユーザーは、会話や単語の発音をリアルタイムでチェックでき、改善方法も示されるため、効率的に学習を進められます。このアプリは、米国国内だけでなく、世界中の教育機関や英会話教室で広く使われており、多くの学生がその恩恵を受けています。
現在、ELSAは2020年6月30日までの期間中、小学生から高校生に向けてELSA PROアカウントを無料提供します。このアカウントには、以下の内容が含まれています:
- - 発音に関する音韻課題のスコアリングシステム
- - 個々の課題に合わせたカスタマイズカリキュラム
- - 多様なトピックと1,600以上の英語レッスン
- - 学習の進捗を一目で確認できるダッシュボード
この機会を利用して、自己改善を図りたい学生習にとって、ELSAは心強いサポーターとなるでしょう。アプリへの登録は簡単で、詳細情報は公式サイトにて確認できます。
ELSA社の背景
ELSA社は2015年にスタンフォード大学の卒業生であるヴー・ヴァン氏と、音声認識とAIの専門家であるザビエル・アングエラ博士によって設立されました。彼らは、英語発音の技術革新を通じ、ネイティブでない方々が職業上で活躍できる環境を整えることを目指しています。
ELSAは、シリコンバレーや東南アジア、日本にある大手VCから1,200万ドルを調達しており、ポルトガル、インド、インドネシア、ベトナムにも拠点を展開しています。彼らのビジョンは明確で、より多くの人が英語を流暢に話せるようになることです。
「ELSA Speak」は、世界中の学生に学ぶ機会を提供し、未来を切り開く手助けをしています。ELSAを通じて、多くの学生が英語力を向上させ、国際的なキャリアのスタートを切ることを期待しています。