相撲エンタメ施設が「クールジャパン・アワード2025」優秀賞を受賞

相撲エンタメショーホール、CJPFアワード2025受賞の快挙

大阪・なんばパークス8階に位置する「THE SUMO HALL日楽座OSAKA」が、インバウンド向けの相撲エンタテインメントを通じて「クールジャパン・プラットフォームアワード2025」の優秀賞を獲得しました。この賞は、日本の文化を海外に広める取り組みを評価するもので、特に「SUMOエージェンシー」である株式会社オープンボックスとの連名で獲得したものです。アフターコロナの今、再び日本を訪れる観光客が増え、その中で日本の魅力をどう発信するかが重要なテーマとなっています。

「相撲」の新たな楽しみ方

「THE SUMO HALL日楽座OSAKA」は、1500年以上の歴史を持つ相撲の魅力を、特に訪日観光客に楽しんでもらうために設計されています。全編英語で行われるパフォーマンスは、元大相撲力士による相撲の歴史紹介や技の解説、激しい取組の実演が盛り込まれています。さらに、参加者が実際に力士と対戦できる抽選や、記念撮影の機会も提供され、観客は相撲の世界に直接触れることができます。

加えて、施設では相撲料理や伝統的な幕の内弁当も楽しめ、プロの落語家によるMC進行で日本文化に対する理解を深められます。開業からわずか半年で1万人以上の来場者を迎え、その多くは海外から訪れたお客様です。2025年春時点では、約90カ国からのお客様が来場しています。

受賞の背景と今後の展望

受賞を受けて、株式会社オープンボックスの田代良徳代表は、「相撲エンタテインメントを通じて、新しい日本文化の楽しみ方を提供できていることを実感しています」とし、今後も相撲文化の広がりに貢献していく決意を示しました。さらに、相撲を通じて日本の伝統が長く受け継がれてほしいと願う審査員からのコメントも印象的でした。

CJPFアワード2025の重要性

「クールジャパン・プラットフォームアワード2025」は、日本のさまざまな魅力を世界に発信するためのアワードです。受賞プロジェクトは、海外展開や日本文化の体験価値を高めたものが選ばれます。今年の募集期間中には、計371件の応募があり、厳正な審査を経て受賞内容が決定されました。このアワードを通じて、日本の文化が国際的に評価されることが期待されています。