Roktの導入でBUYMAの購買体験が進化
Eコマーステクノロジーの先駆者であるRoktは、エニグモが運営する「BUYMA」に新たなソリューション「Rokt Thanks」を導入したことを発表しました。この革新的なシステムは、直接商品を購入できるBUYMAの特別な購買体験を損なうことなく、さらなる収益性の向上を目指しています。
Rokt Thanksは、購買完了後に表示されるサンクスページにおいて、個々のユーザーに最適化された外部オファーを自然に提示することが可能となります。RoktのAIシステム「Rokt Brain」とBUYMAが保有するファーストパーティデータの連携によって、購入後のポジティブな体験を活かした提案を瞬時に行います。導入初期から、顧客の反応も良好であり、新たな価値循環が実現しています。
特別な購買体験を維持しながら収益性向上
BUYMAは、世界中のパーソナルショッパーから直接商品を購入できるユニークなマーケットプレイスで、650万点以上の商品を取り扱っています。185カ国に23万人以上のパーソナルショッパーが登録しており、日本未上陸のアイテムも多数揃っています。こうした希少性から、平均購入単価は3万円を超え、利用者に特別な体験を提供しています。
エニグモは、この特別な購買体験を保ちながらも、収益性を高める新しい手法を模索していました。Rokt Thanksの導入は、オファーの内容と表示方法をBUYMAの世界観に合わせて最適化できるため、顧客体験を妨げずに自然に情報を提供する設計が評価されました。購入直後という特別なタイミングを利用したアプローチが、導入の決め手となったのです。
安定した成果と顧客満足の両立
成長が見込まれるエニグモは、Rokt Thanksの導入に際し、その効果を慎重に評価しました。その結果、顧客からネガティブな反応は見られず、購買体験に対する影響も良好でした。このため、全面的な展開が行われています。導入後3ヶ月間で表示されたオファーに対する平均クリック率は5.8%を達成し、広告の収益性を示すeCPMは20,000円を超える高水準を記録。これにより、新たな付帯収益が生まれています。
Rokt Thanksは、トランザクションの増加に伴い、自然な形で付帯収益を創出する仕組みであり、エニグモではユーザー数や取引数の増大がそのまま収益性の向上につながるモデルを確立しました。このように、コアビジネスの成長が収益に直結する健全な循環モデルが機能しています。
エニグモ代表とRoktのコメント
エニグモの執行役員、今寺優介氏は「BUYMAでは、心に残る特別な購買体験を大切にしています。Rokt Thanksの導入では、この世界観を大切にしながら新しい価値を加えることが重要でした。」と述べています。また、Rokt合同会社の日本法人代表、三島健氏は「特別な購入体験を提供するBUYMA様に導入いただいたことで、Roktが目指すエンゲージメントを高める瞬間において価値の最大化を実現できたことを光栄に思っています」と、取り組みの意義を語っています。
まとめ
BUYMAとRoktの連携により、購買体験を損なうことなく、持続可能な収益構造の確立が期待されます。ユーザーに優しい新しいシステムがもたらす革新に、今後も注目です。