田中貴金属記念財団、2025年度貴金属研究助成金の募集スタート
一般財団法人田中貴金属記念財団は、2025年度の「貴金属に関わる研究助成金」の研究テーマを9月1日から11月28日まで募集します。この助成制度の目的は、貴金属に関連する革新的な研究や技術・製品開発を通じて、学術や産業の進展に寄与することです。応募対象は日本国内の教育機関や公的研究機関であり、広く呼びかけています。
今年度のテーマと賞金額
今年で第27回目の本助成金は「ひらめきときらめきで、今日を超える明日を創る」というキャッチフレーズのもと、研究者の創造性が貴金属の可能性とどのように結びつくかが焦点です。特に期待されるのは、持続可能な未来の創造に向けた新しい研究テーマです。
受賞者には、最高1,000万円の「Umekichi Tanaka Award」を始め、300万円の「Ichiro Tanaka Award」、100万円の「Innovative Precious Metals Award」、30万円の「HIRAMEKI Award」、100万円の「KIRAMEKI Award」と、総額2,000万円の助成金が授与されます。各賞は田中梅吉創業者や田中一郎二代目社長の名前が冠されています。
応募方法と審査
応募は田中貴金属記念財団の公式ホームページ上の専用フォームを使用して行います。必要事項を入力し、研究テーマに関連する論文や資料を送信してください。厳正な審査を経て、2026年3月末頃に受賞者が発表される予定です。
応募対象と条件
応募にあたっての条件として、貴金属を利用した新しい研究・開発が挙げられます。具体的には、貴金属に関わる技術開発や新製品の研究などが含まれます。また、「KIRAMEKI Award」は37歳以下の研究者に対象を絞っています。昨年度は、東北大学の石井助教と早稲田大学の松田教授が受賞しましたが、「Umekichi Tanaka Award」は該当者なしでした。
財団の理念
田中貴金属記念財団は、貴金属の新しい可能性を探求しながら、持続可能な未来への取り組みをサポートしています。助成金制度を通じて、学術・技術の発展や社会経済の進歩を目指し、豊かな社会の実現に寄与することを目的としています。
連絡先と詳細
研究助成金制度に関する詳細や応募方法については、田中貴金属記念財団の公式ホームページ(
こちら)にアクセスし、必要事項を確認してください。疑問点については、事務局までお問合せが可能です。
田中貴金属記念財団は、創業以来、貴金属に関する革新を追求し続けており、その成果は新しい技術開発や産業推進に還元されています。新しい研究の応募を待っています。