防災テックベンチャーである株式会社Specteeは、2024年9月27日に取締役COO根来諭の著作『サプライチェーン強靭化―危機の時代に事業のレジリエンスを確立する』を出版します。本書は現在の不確実性の高い状況を背景に、企業が強靭性を求めるべき時代への具体的な指針を提供するものです。
新たなパラダイムシフト
効率化を追求してきた過去から、強靭性を重視する未来への変遷が進んでいます。特に最近のパンデミックや地政学リスク、自然災害は企業の安定性を脅かす要因となり、サプライチェーンの強靭化が急務とされています。本書では、東日本大震災を機に多くの企業が取り組んできた教訓を元に、これからの企業経営に必要なレジリエンスを明示します。
書籍の内容
書籍は、危機の時代におけるサプライチェーン強靭化の具体策を豊富な図版を交えながら詳細に解説しています。具現化された知見は、企業自身がどのようにサプライチェーンを強化し、事業の安定を図ることができるのかを示しています。
この本は、実際のプロジェクトを進める上での指南書として読者に活用していただきたい内容満載です。サプライチェーンという言葉が持つ意味が、今までとは全く異なる次元に進化する中、この本が持つ意義は非常に大きいものとなっています。
著者の背景
著者である根来諭は、ソニー株式会社でエンターテインメントやロボットビジネスの経営に関わり、その後、国際的なセールス&マーケティングを担当してきました。彼の経験は、危機管理や防災分野においても非常に貴重であり、企業の危機をテクノロジーで管理する新たな視点を持ち合わせています。
Specteeのミッション
株式会社Specteeは「危機を可視化する」を企業理念に、リアルタイムで災害やリスク情報を解析し、被害状況の予測を行うサービスを展開しています。現在までに全国の自治体や企業などにそのサービスを導入しており、高い評価を得ています。
特に、製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービスは、サプライヤー周辺での危機を瞬時に把握することができ、迅速かつ的確な対応が可能となります。
おわりに
今回の出版社である中央経済社からの発売は、これからの企業に必要不可欠な知識とスキルを身につける良い機会です。新たな危機に備えつつ、持続可能なビジネスモデルの構築に向けたヒントが本書には詰まっています。興味のある方は、ぜひ手に取ってその内容に触れてみてください。