業務効率化とデータ連携
2025-09-25 11:01:29

三井住友海上とTradeWaltzが貿易データ連携を開始し業務効率化へ向けた新サービス提供

三井住友海上とTradeWaltzのデータ連携がもたらす貿易業務の未来



2023年10月、三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)が、株式会社トレードワルツが提供する貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®」とのデータ連携を開始しました。この連携により、外航貨物海上保険における業務効率化が図られる新たなサービスが提供されることとなります。

背景



外航貨物海上保険は、貿易に欠かせない重要な要素ですが、保険証券の発行には迅速性と正確性が要求されます。これまで、三井住友海上は「e-貨物保険サービス」という専用システムを通じて、こうしたニーズに応え、Web申込手続きを行うことでスムーズな保険証券発行サービスを提供してきました。しかし、貿易業務の中では、インボイス(商業送り状)などから情報を手動で転記する負担が残っていました。これは手続きのデジタル化に向けた大きな課題とされてきたのです。

連携の概要



三井住友海上は、TradeWaltz®を通じて保険契約手続きのプロセスを大きく変えることを可能にしました。TradeWaltz®では、輸出入関係者、銀行、運輸会社、通関業者、さらには税関といった、複数の貿易関係データの共有が実現しています。これにより、保険申込時に必要なデータの転記作業が不要になります。これまでのような手動の作業を省くことで、業務の効率化や記入ミスのリスクを低減できるのです。また、関係者間で業務プロセスを可視化できるため、手続き漏れを防ぐ効果も期待されています。

○ TradeWaltzへのデータ提供

三井住友海上は、外航貨物海上保険の保険証券および保険料情報をTradeWaltz上に電子データとして提供します。これにより、関係者はさまざまなデータを取り出して利用することができ、業務の効率化が進むと思われます。情報連携がスムーズに進むことで、貿易業務に取り組む企業に対して、大きなメリットをもたらすでしょう。

トレードワルツについて



「TradeWaltz」は、トレードに必要な情報を一元的に管理できるプラットフォームです。このプラットフォームは、NTTデータを含む18社の主要な貿易実務者との共同出資により設立され、法改正提案及び事業構想を経て、SaaSとしてのサービスを展開しています。貿易情報を電子化し、ビジネスの透明性を向上させることが目的です。

今後の展望



三井住友海上とTradeWaltzの連携によって、貿易業界における業務プロセスが革新されることが期待されます。これにより、貿易業務のデジタル化が進むことで、今後の貿易のあり方を見直すきっかけとなることでしょう。効率的で信頼性の高い貿易環境が整備され、取引の円滑化が進むことを願っています。貿易業務の現場が新たな時代に突入する、その一歩となるこの取り組みに目が離せません。

For more information regarding this initiative, you can visit the official sites of 三井住友海上 and トレードワルツ.


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会社情報

会社名
株式会社トレードワルツ
住所
東京都港区三田3-5-27住友不動産東京三田サウスタワー10F
電話番号

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