鳥取県発!白兎プレミアムが世界の頂点へと上った栄光の瞬間
鳥取県倉吉市に拠点を置く松井酒造合名会社が製造する「白兎プレミアム」が、世界的に権威あるジンコンペティション「World Gin Awards 2025」において、悲願であるカントリーウィナーの称号を獲得しました。この快挙は、5度にわたる挑戦の結果であり、ついに日本のクラフトジンが世界の舞台で評価された瞬間でもあります。
日本の誇りを背負って
「白兎プレミアム」という名称は、鳥取県に伝わる白兎神話に由来しています。このクラフトジンは、地域の名産である梨を主要なボタニカルとして使用し、爽やかな香りと柔らかな甘みを持つ独特のフレーバーが特徴です。さらに、ブラックペッパーや和山椒を用いることで、ジンの味わいにピリッとしたスパイシーさを加えています。これまでのジンにはない風味が、多くの人の心をつかむ要因となっています。
受賞後、松井酒造は「国の代表として選ばれたことは、大きな励みであり、私たちのクラフトジンの品質が世界に認められた証です」と語っています。
優勝を決定づけたこだわりの製法
「白兎プレミアム」は、和のエッセンスと西洋の蒸留技術を融合させ入念に作られています。梨の清々しい香りに加え、和山椒やブラックペッパーを厳選して使うことで、優れたバランスを保っています。多くの試行錯誤を経て、最適な配置比率を見出し、独特な風味に辿り着きました。
また、製品化に向けた道のりは決して平坦ではありませんでした。製造効率と品質を両立させるための工夫を重ね、多くの人に楽しんでいただける価格設定を目指しました。最終的に、3,600円(税抜)で700mlを提供できることになりました。
白兎シリーズのラインナップ
「白兎プレミアム」だけでなく、同社のもう一つのジン「白兎」もジン業界では注目されており、ブロンズ受賞を果たしています。こちらは、よりコストパフォーマンスに優れ、飲み方も多様であることから、カクテルやストレートでも楽しめる一品となっています。
結びに
松井酒造は今後、ワールドベスト賞を目指して更なる挑戦を続けていくとのこと。これからも「白兎プレミアム」が持つ独自の魅力を磨き上げ、多くの方に愛されるジンを送り出していく姿勢を貫いていくそうです。
この快挙を通じて、鳥取県の産業のさらなる発展が期待されると同時に、クラフトジンの新たな可能性が広がることを願っています。彼らの努力が引き続き実を結ぶことを、心から応援したいと思います。