民泊業界を席巻するイベント『民泊EXPOプレミアム2016』
2016年、東京オリンピック開催を控え、訪日外国人観光客の増加が期待される中、『民泊元年』とも呼ばれるこの年に、民泊業界の未来を占う一大イベント『民泊EXPOプレミアム2016』が開催されました。
このイベントは、民泊情報サイト『TOMARUYO』を運営するトーキョーサンマルナナ株式会社が主催。民泊に関するあらゆる専門家が集結し、法律、運用、内装、清掃といった多角的な視点から民泊ビジネスの成功戦略を提示する、日本初のプレミアムイベントとして注目を集めました。
中国民泊業界の雄、自在客CEOが初来日
イベントの最大の見どころは、中国を代表する民泊予約サイト『自在客』のCEO、Jack Zhang氏の来日と特別トークセッションです。eBay中国事業チームのゼネラルマネージャーを務めた経験を持つZhang氏は、自在客の日本市場における戦略や展望を語り、日本の民泊業界関係者やメディア関係者からの大きな関心を集めました。自在客は、すでに日本国内で約1万3,000室の民泊を提供しており、Airbnbに次ぐ存在として、その成長は目覚ましいものがあります。
民泊業界をリードする企業が多数参加
自在客以外にも、多くの民泊関連企業が『民泊EXPOプレミアム2016』に参加しました。4.2億円という大型資金調達で話題となった民泊運用代行サービス『Mistersuite』、ソニーとベンチャーキャピタルWiLの合弁会社でスマートキーを開発する『Qrio』など、日本の民泊業界を牽引する企業が勢揃いしました。
その他、一般社団法人民泊協会をはじめ、予約サイト、運用代行、清掃代行、内装リフォーム、鍵の受け渡し代行、許可申請代行、データ解析など、民泊に関わる多岐にわたる分野の企業・団体が参加し、それぞれの専門性を活かした情報提供や活発な交流が行われました。
イベント概要
- - 日時: 2016年6月12日(日) 10時~17時
- - 会場: FORUM8 (東京都渋谷区)
- - 参加費: TOMARUYO会員500円、非会員1,000円、当日入場1,500円
このイベントは、事前チケットが完売するほどの盛況ぶりで、民泊業界の関心の高さを改めて示しました。
まとめ
『民泊EXPOプレミアム2016』は、民泊ビジネスの現状と未来を展望する上で非常に重要なイベントとなりました。自在客CEOの来日や、数々の民泊関連企業の参加によって、日本の民泊業界は新たなステージへと進むための強力な後押しを受けたと言えるでしょう。今後、民泊業界はさらに発展を続け、日本の観光産業に大きな影響を与えることが期待されます。