梅原猛人類哲学賞
2026-01-21 15:22:25

新たな哲学の扉を開く「梅原猛人類哲学賞」を受賞した志賀理江子氏

新たな哲学の扉を開く「梅原猛人類哲学賞」



2023年に創設された「第1回 梅原猛人類哲学賞」の受賞者が発表されました。受賞者は、写真家の志賀理江子氏です。この賞は、故・梅原猛が築き上げた独創的な「梅原日本学」を踏まえ、彼の遺志を継ぐことを目的としたものです。梅原氏は、既存の枠組みを超え、人類の持続性を育む新しい哲学的視点を提唱しました。

賞状とともに100万円の副賞が贈られるこの賞は、特定の成果を基にした約1名もしくは1組に毎年授与されます。今回の授賞式は、2023年3月20日に京都の梅原邸で行われる予定です。

梅原猛とは



梅原猛氏は哲学者として広く知られ、京都市立芸術大学で学長を務めた後、国際日本文化研究センターの初代所長にも就任しました。彼の思想は、東日本大震災を「文明災」と捉え、西洋の哲学に依存することなく、人類の未来に貢献する新たなアプローチを求めるものでした。彼の死後、その理念は「梅原猛人類哲学賞」により受け継がれています。

志賀理江子氏の受賞理由



志賀理江子氏は、愛知県出身の著名な写真家であり、1980年生まれです。ロンドンで学び、写真集『CANARY』で木村伊兵衛写真賞を受賞しました。彼女の作品は、東日本大震災での経験を通じて、地域の人々と自然の関わりを映し出し、人間精神の根源に迫るものとなっています。受賞作には、震災以降の「復興」に向けた揺らぎや記憶の探求が反映されています。主な個展に「螺旋海岸」や「ブラインドデート」などがあり、多岐にわたる表現活動を行っています。

ジャム・セッション『漂着』の開催



2025年には東京・アーティゾン美術館で「ジャム・セッション『漂着』」を開催予定です。志賀氏は山城知佳子氏と共に、さらなる表現の可能性を探ることに挑戦します。

梅原猛人類哲学賞の意義



この賞は、教授や研究者、アーティストなど、広範囲にわたる個人やグループに授与されることを目的としています。新しい歴史解釈や人間の生き方を提示し、地域や社会の中での哲学的冒険を繰り広げることが奨励されます。選考委員には、人類学や文化人類学、音楽、哲学など、多様な分野の専門家が揃っています。

毎年の期待



「梅原猛人類哲学賞」は、今後も毎年その受賞者を発表し、哲学や芸術の世界で新たな風を吹き込むことを目指しています。このように賞の創設は、単なる評価に留まらず、社会全体に新しい視点を提供する重要な役割を果たします。

『芸術新潮』は、このような画期的な取り組みを支持し、受賞者やその作品の紹介を通じて、読み手に新しい視覚体験を届けることに努めています。知識や芸術を通じて、これからの時代をどう生きるかを問いかけることが、この賞の本来の意義と言えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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