孤立する若者支援
2023-11-24 10:30:02

孤立する若者に住まいと支援を提供するプロジェクトが始動

孤立する若者への支援をめぐる取り組み



日本において、18歳という年齢は重要な転機を迎える時期ですが、同時に多くの若者が孤立し、支援を失う現実があります。18歳となると児童福祉法の対象外となるため、経済的にも精神的にも未熟な状態で自立を促される若者たちが存在するのです。

支援の切れ目で孤立する若者たち



家庭からの支援を受けられない若者は、特に厳しい状況に置かれています。虐待や家庭の問題などで居場所を失った若者は、18歳を迎えると急速に支援が薄れ、自らを頼るべき場所がなくなります。多くの若者たちは、身近なサポートを失った事で「トー横キッズ」と呼ばれるような場所でさまよい、時には犯罪や性暴力などの危険に晒されることもあるのです。このような状況を受け、2024年4月には改正児童福祉法が施行され、18歳以上の若者への支援が拡充されることが決定しています。しかし、法律実施までの時間がかかるため、今この瞬間に支援が急務です。

「隠れ孤立」の実態



「隠れ孤立」とは、周囲からは分かりにくい形で孤立している若者のことを指します。アマヤドリの設立当初、代表理事の菊池氏は「死にたい」との相談を受け、深刻な実態を知ることとなりました。コロナ禍においては、より多くの若者が家庭内の問題に直面し、サポートを求める声が増えていたのです。アマヤドリは2020年12月に設立され、2021年4月には横須賀に初めてのシェアハウスを開設。以来、多くの若者に安全な居場所を提供してきました。

アマヤドリの活動



アマヤドリでは、3つの主な活動を展開しています。

1. 女性専用サポート付きシェアハウス「アマヤドリ」
役割は、居場所を失った女性たちが安心して過ごし、自分の未来に向けて準備をするための場です。ここでは、入居者に定期的な面談や食料支援が提供され、安心感を持って生活できる環境が整えられています。

2. アパート型ステップハウス「コモレビ」
性別を問わず、お子様との入居も可能なアパートです。ここでは、利用者が自立に向けたプロセスを進めながら、安心して生活できるようサポートが受けられます。

3. 相談サポート「コレカラ」
多様な相談に対応し、必要に応じて役所や医療機関への同行も行います。一人での訪問に不安を感じる若者に寄り添い、自己選択や自己決定をサポートします。これまでに約100名からの相談を受け、4,100件以上の対応を行いました。

クラウドファンディングの実施



アマヤドリは、運営のさらなる拡充に向けたクラウドファンディングを11月24日から開始します。目標金額は200万円で、集まった資金は新しい住まいの増設や活動資金に使用される予定です。詳細はこちらからご覧いただけます。

若者たちが安心して自分の未来を選べるように、私たちの支援が求められています。皆さんのご協力をお願いいたします。

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一般社団法人アマヤドリ
設立:2020年12月
代表理事:菊池 操
公式ウェブサイト:アマヤドリ公式

会社情報

会社名
一般社団法人 アマヤドリ
住所
神奈川県三浦郡葉山町堀内663かざはやファクトリー内
電話番号
090-2205-7481

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