パーソルキャリア、AIとの共創で育成モデルを革新
パーソルキャリア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀬野尾 裕)は、AIによる自社のキャリアアドバイザー(CA)育成に新たな局面を迎えています。最近、世界最大級の人材開発カンファレンス「ATD International Conference & Exposition 2026(ATD-ICE 2026)」で発表した内容は、注目を集めています。
ハイブリッド型人材育成モデル
この新しい育成モデルは、人とAIの役割を明確に分担することで、育成のプロセスをより効率的かつ効果的にすることを目的としています。人は対話を通じて対人スキルを高め、AIは知識の習得や分析を担当します。このアプローチにより、営業オンボーディングのプロセスが一新され、知識と実践のスキルをそれぞれ強化することが可能になりました。育成プロセスは、スキル定義から始まり、AIによる反復練習、トレーナーのフィードバック、商談同席、AIとのロールプレイ、最後に再度トレーナーによる行動変容支援が行われます。これにより、各段階での属人化を防ぎ、再現性の高い育成が実現します。
実際の成果
この取り組みの成果として、転職希望者のサービスエントリー率は37.7%から40.8%に向上し、CAの生産性も前年比で107.6%に達しました。トレーナーの生産性も約25%が向上し、彼らは今まで以上に転職希望者との深い対話や支援に集中できるようになりました。これにより、新人キャリアアドバイザーが「自ら考え、行動する力」を高める環境が整いました。
ATD-ICE 2026でのプレス発表
ATD-ICE 2026での登壇は、パーソルキャリアが注力している人とAIの協働の可能性を示す場となりました。約1万人もの人材開発や組織開発の専門家が集まる中、参加者からは実装に関する具体的な質問が寄せられ、多くの関心を集めました。佐々木絢海は「AIに何を任せ、人がどのような価値を発揮するのか」というテーマに対する共鳴を感じました。
EQ(感情知能)がカギ
この新しい育成モデルの背後には、EQ(感情知能)の重要性があります。顧客との信頼関係を築く能力や、相手の状況を理解する力は人間独自の特性であり、これこそがAIには容易に代替できない部分です。パーソルキャリアでは、こうした感情知能を高めることが、今後の人材育成において欠かせない要素としています。
今後の展望
今後もAI技術が進化する中で、人とAIの最適な役割分担をさらに再定義し、高い価値を生み出す基盤を築くことが目指されています。自立駆動型AIエージェントの活用が視野に入り、学習の品質向上と業務効率化が進むことが期待されています。
この全プロセスを通じて、パーソルキャリアは人材育成の新たなスタンダードを確立し、「わかる」ことから「できる」ことへとつなげる構造を強化していく予定です。これにより、転職希望者にとっても価値ある体験を提供し続けることが目的です。