エーディエフの挑戦
2020-06-09 16:04:46
創意工夫で新市場を切り開くエーディエフの挑戦
創意工夫で新市場を切り開くエーディエフの挑戦
22年の歴史を持つ中小企業、株式会社エーディエフは、独自の技術と創意工夫で新たな市場を生み出しています。最近、彼らは飛沫感染を防ぐための「飛沫感染防止ビニールブース」を商品化しました。このブースは、エッセンシャルワーカーたちが安心して働ける環境を提供することを目的としています。具体的には、スーパーのレジや病院のナースステーション、自治体の相談窓口など様々な場所で利用されることが期待されています。
その大きな特徴は、殺菌・酵素HEPAフィルタを搭載しており、0.3ミクロンの微細なホコリを99.97%除去する性能を誇ります。これは、従来のクリーン空間で使われるHEPAフィルタよりもさらなる清浄度を実現するための技術革新の賜物です。特に、外気に含まれるかもしれないカビや細菌を溶菌酵素で最小化し、クリーンな空気をブース内に供給することが可能です。
一般的に、飛沫感染リスクを減少させるためには換気回数を増やす必要がありますが、多くの施設では換気設備が時間当たり5回から10回に制限されています。その結果、混雑時には不十分な換気となりがちです。しかし、エーディエフのブースは1時間に100回以上の換気が可能であり、常に清浄な空気が循環するため、感染リスクを大幅に低下させることができます。また、ブース内から外に押し出される空気もHEPAフィルタを通ることで、周辺環境の清浄度も向上させるという特長を持っています。
さらに、このブースは組み立てが容易なキット形式で提供されます。組まれたアルミフレームに帯電防止の塩ビシートを取り付けるだけで完成するため、専門的な知識や道具を必要としません。このように、シンプルで手軽に導入できる設計が、多くの現場での需要を見込んでいます。サイズは幅1.6m、奥行き1.65m、高さ2.1mで、価格は498,000円(税別・送料別)。5月21日から販売開始の予定で、予約受付も行っています。
エーディエフが「他社と同じものは作らない」というポリシーのもとでこのブースの開発に着手したのは、コロナ禍における現状を踏まえ、他の企業が主に陰圧方式を採用している中でも独自の選択肢を提供したいという思いからです。陰圧仕様は、感染者からウイルスを外に漏らさないように設計されていますが、エーディエフは陽圧仕様を選びました。陽圧では、ブース内に清浄な空気を送り続け、中にいる人が感染していない前提で設計されています。
この考えは、経済の活性化を見据えたもので、感染の恐れを軽減して安心して働ける環境を提供することが真の意味での選択肢を広げると考えています。陰圧と陽圧、一見対極にあるようですが、どちらも「経済を悪化させない」という使命感を持つ製品に群がり、エーディエフが持つ発想の転換は、新たなニーズを生む可能性を秘めています。
「他社と同じものはつくらない」という理念を持つエーディエフは、今後も社会に必要とされる企業であり続けるための努力を惜しまず、モノづくりの品質を追求し続けるでしょう。新型コロナウイルスによる影響に直面している他の中小企業に刺激を与え、社会全体の発展につなげることが目標です。これからのエーディエフに期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社エーディエフ
- 住所
- 大阪府大阪市西淀川区福町1-1-22
- 電話番号
-
06-6474-9995