BASFジャパン、ゴルフ場向けの新たな殺菌剤を発表
BASFジャパン株式会社が新たに導入した「ピュアスター®フロアブル」は、ゴルフ場の芝生管理者にとっての新たな助けとなる殺菌剤です。この製品は、異常気象により深刻化する芝の病害防除に特化しており、特にベントグラスを対象としています。2月14日から提供が開始され、4月初旬には他の2製品も追加予定です。
「ピュアスター®フロアブル」の特長
新しい有効成分「Pavecto®」を採用したこの殺菌剤は、高温多湿に強いベントグラスの炭疽病に対して特に効果を発揮します。Pavecto®はBASFと住友化学の共同開発によるもので、農作物の病害に広く対応できる性能を持っています。近年の高温条件での試験でも薬害が確認されておらず、高い安全性が評価されています。
夏場の病害防除に向けて
ゴルフ場の芝生管理者にとって重要な課題の一つが、夏に発生しやすい病害のコントロールです。特にベントグラスは、夏場の猛暑に弱く、適切な管理が求められます。BASFは「ピュアスター®フロアブル」により、夏の厳しい環境でも芝生をしっかり守る手助けをすることが期待されています。
他の新製品も続々と登場
BASFは「ピュアスター®フロアブル」に続いて、「マックスティーマ®フロアブル」および「エボリティ®フロアブル」の上市も予定しており、これにより幅広い病害に対応できるラインナップが整います。「マックスティーマ®フロアブル」は、DMI系の有効成分Revysol®を含み、ベントグラスのあらゆる病害に対しての効果が期待されています。
一方、「エボリティ®フロアブル」はRevysol®ともう一つの高性能成分Xemium®を組み合わせており、より安定した防除効果が見込まれます。これにより、芝生管理者はさらなる選択肢を持つことができ、病害防除に対するアプローチが一層柔軟に。
BASFの思い
BASFのアグロソリューション事業部長である野田信介氏は、新製品の提供が芝分野において重要であると強調しています。「この新規有効成分が芝生管理者によって活用され、健康な芝を維持できることを嬉しく思います」とのコメントがありました。BASFは持続可能な農業の未来を目指し、セクター全体のサポートを続けています。
まとめ
BASFジャパンが展開する新しい殺菌剤「ピュアスター®フロアブル」は、今後のゴルフ場芝生管理において重要な役割を果たすと考えられています。異常気象の影響を受けやすい芝生に対する処方が、また新しい時代を迎えることでしょう。夏の暑さに負けず、健やかな芝生を守るために、BASFの提供する新たな製品群に期待が寄せられています。