北海道標津町での「クマ・シカフォーラム2025」のご案内
近年、北海道標津町では野生動物、特にヒグマやエゾシカによる農林水産業への被害が増加しており、地域の住民はその対応に苦慮しています。この深刻な問題を解決するため、標津町は「クマ・シカフォーラム2025」の開催を決定しました。このフォーラムでは、専門家と地域住民が一堂に会し、現状や対策について共有する貴重な機会となります。
開催概要
- - 名称:クマ・シカフォーラム2025 in 標津
- - 日時:2025年9月9日(火)10:00~15:00(開場9:30)
- - 会場:標津町生涯学習センターあすぱる大ホール(標津町南1条西5丁目5-3)
- - 参加費:無料
- - オンライン配信:YouTube Live(アーカイブ視聴可能)
プログラム内容
フォーラムは二部構成されており、以下の内容が予定されています。
一部:10:00~12:00
1. ヒグマという動物〜生理と生態からみた進化の道筋〜
講師:坪田 敏男(北海道大学獣医学部)
2. 札幌市におけるヒグマ対策の現状
講師:清尾 崇(札幌市環境局)
3. 北海道のヒグマ対策に関する情報共有
講師:三好 岳志(北海道環境生活部)
二部:13:00~15:00
1. DXツール「クマハブ」が支える、現場のチームワーク
講師:大野 宏(エゾウィン株式会社)
2. 獣害対策におけるロボット活用の可能性
講師:安達 波平(標津町地域おこし協力隊員)
3. テクノロジーだけじゃない!創意工夫で切り拓くシカ・ヒグマ対策の現場
講師:葛西 真輔(合同会社ワイルドライフプロ)
4. 鳥獣対策の今後、現場で進むIOTツールの活用事例
パネルディスカッション:講演者による
フォーラムの背景
ヒグマやエゾシカによる農林業被害は深刻な課題となっています。さらに、交通事故や市街地への出没など、地域住民の生活にも影響を及ぼしています。このフォーラムは、専門家と地域住民が協力して問題解決を目指す場であり、ヒグマやエゾシカの現状や課題を共有することで、持続可能な社会の実現を探ることが目的です。また、ドローンやクマハブなどの新たな対策ツールについても情報共有が行われます。
参加方法
興味のある方は、ぜひご参加ください。参加費は無料ですので、地域の皆さんだけでなく、広く情報を交換したい方々にも開かれています。オンライン参加も可能ですので、遠方の方もぜひご覧ください。
お問い合わせ
詳しい情報については、標津町役場農林課までお問い合せください。
TEL:0153-85-7244
このフォーラムが、地域の野生動物対策に新しい息吹をもたらすことを期待しています。