新しい農業用生分解マルチシート「NINJA マルチ」が登場！

株式会社オーミヤは、2023年に販売を開始した農業用生分解マルチシート「NINJA マルチ」に新たなサイズを追加することを発表しました。新しいマルチシートは、幅135cmのタイプで、特に畝幅が80～90cmの農地に適しています。新サイズは「NINJA マルチ10ｍ MS-135BK10」と「NINJA マルチ200ｍ MS-135BK200」の2種類で、2025年2月14日から販売が開始されます。

「NINJA マルチ」は、環境に優しい生分解プラスチックで作られたマルチシートです。この製品は、土中の微生物によって分解され、最終的には水と炭酸ガスになります。そのため、従来のポリエチレン製マルチシートに必要だった剥ぎ取り作業や廃棄が不要となります。最近では、農業に従事する49歳以下の経営者を中心に、環境負荷の低い製品に切り替える動きが加速しています。

新しいサイズ展開は、「NINJA マルチ10ｍ」が家庭菜園や貸農園に最適で、コストを抑えながら使用できる便利な選択肢です。一方で「NINJA マルチ200m」は、専業農家や農業法人向けに設計されています。この長さのマルチシートは、大規模な農業経営者にとって、効率的な作業を支援します。作物収穫後、トラクターを用いて土中にすき込むことで、迅速に分解が進み、廃棄コストを削減することが可能です。

「NINJA マルチ」は、農業の省力化と環境への配慮を両立させた製品です。生分解性プラスチックのPBATとPLAが主要成分であり、自然環境に優しく、他にも食品容器やストローなどにも利用されています。これまでの日本では、2019年時点で生分解マルチシートの普及率は約6％でしたが、より手軽に使用できる商品を提供することで、この数字を大きく改善したいと考えています。

具体的には、2021年に神奈川県茅ヶ崎市での製品試験を経て、最薄の厚み0.014mmのモデルが開発されました。この薄型モデルによりコストを30％削減し、全国の農家が使いやすい条件を整えました。