カナダ発Web3企業と地形模型メーカーが業務提携し新たな観光体験を提供

画期的な業務提携が生む未来の観光体験

2023年、カナダのWeb3企業「Continuum.Social Inc.」と日本の「ニシムラ精密地形模型」が新しい形で業務提携を結びました。この協力によって誕生したのが、スマートフォンの位置情報技術を活用したアプリ「サイバートロフィー」です。このアプリでは、ユーザーが特定の場所を訪れると、その場所に関連するNFTトロフィーを取得できる仕組みを採用しています。

サイバートロフィーの魅力

「サイバートロフィー」は、地図上にVRデジタルツインを配置することで現実世界とデジタルの境界を曖昧にし、訪れた場所でトロフィーを得ることができます。これにより、アプリはユーザーを様々な観光地へと誘導します。集めたNFTトロフィーはコレクションとして保管され、所有者には特定の特典も付与される予定です。

さらに、このアプリでは、ユーザーが特定の場所でトロフィーを獲得するたびにポイントが蓄積され、これを「CSトークン」に交換することが可能になります。トークンに交換することで、ユーザーはContinuum.SocialのDAO（分散型自律組織）に参加する資格を得るなど、楽しみながら新しい体験を提供される仕組みになっています。

継続的な技術進化

Continuum.SocialのCEOであるセルゲイ・べリアブ氏は、テクノロジーに関する豊富な経験を持ち、過去にはアーネスト・ヤングのITコンサルタントやカナダのCIOなどの要職を歴任してきました。彼は2021年にこの会社を設立し、今のWeb3の最前線に立っています。

一方、「ニシムラ精密地形模型」の代表である大道寺覚氏は、アナログとデジタルの融合を掲げたプロジェクションマッピング技術をいち早く導入し、博物館や公共施設、文化財施設などで展開しています。このような背景が、両者の業務提携を加速させ、新たな観光スタイルを生み出す原動力となっています。

日本の地形模型技術の進化

ニシムラ精密地形模型は地形解析やCAD、CAM技術を駆使し、最新の製作技術を取り入れた立体地図を提供しています。これは、地図調製技術に関する多くの専門家たちに支持されており、文化的な価値も高い作品が評判を呼んでいます。地図監修を務めた「日本沈没-希望のひと-」や、テレビ番組「ブラタモリ」など、多くのメディアでも取り上げられています。