元気キッズが保育士の給与を大幅に引き上げる背景とは
埼玉県志木市を拠点に活動する元気キッズグループが、保育士の基本給を大幅に引き上げる方針を打ち出しました。これは、国による2024年度の保育園公定価格の引き上げを受けたもので、基本給は新卒で27,000円、経験5年以上の中途で25,000円の増額が決まりました。このような処遇改善が求められる背景には、保育士不足が深刻化している現状があります。
保育士不足の現状
日本全体で保育士不足が問題視される中、主な要因として賃金水準の低さが挙げられています。国は、2024年度から保育士に関連する人件費を含む公定価格を10.7%引き上げる方針を発表し、これが元気キッズグループでも速やかに適用されることとなりました。この過去最大の引き上げ率を受けて、保育士が安定的に働ける環境の整備が求められているのです。
給与改定の具体的内容
元気キッズグループが発表した新しい基本給は以下の通りです:
- - 新卒保育士(保育園): 213,000円から245,000円へ引き上げ(32,000円増)
- - 中途保育士(5年以上の経験): 248,000円から275,000円へ引き上げ(27,000円増)
これに加えて、職員の手当や残業代も別途支給されます。
笑顔の環境を創造する
元気キッズグループが持つ理念は、「働く保育士が笑顔でいることが、子どもたちの心の安心と成長につながる」というもの。そのために、給与改善のみならず、キャリア支援や健康管理、柔軟な働き方を推進しており、職員が働きやすい環境作りに注力しています。
職員の多様性を尊重した環境作り
元気キッズグループには、保育園以外にも多くの職員が在籍しており、児童発達支援施設や相談支援分野の専門職も含まれています。今後はこのような職員への待遇改善も視野に入れており、組織全体のための環境作りを進めていく考えです。
代表の中村敏也氏のコメント
「今回の処遇改善は、日々子どもたちのために尽力してくれている保育士への感謝の証であり、未来への投資でもあります」と中村代表は語ります。保育士は子どもたちの未来を形作る不可欠な存在であり、専門性を高め自身の職に誇りを持てる環境の整備が急務です。これからも元気キッズグループで働くことが魅力的な選択肢となるよう、今後の取り組みに期待が持たれます。
元気キッズグループ概略
株式会社SHUHARIが運営する元気キッズグループは、埼玉県志木市を中心に、認可保育園や児童発達支援施設など28の施設を運営しています。約390名の職員が子どもたちの成長を支え、地域に根差した保育サービスを提供しています。公式サイトではさらなる情報が得られるので、ぜひアクセスしてみてください。
元気キッズ公式サイト
今後も元気キッズグループのさらなる発展と保育士への思いやりに期待です。