認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク、公益財団法人へ移行
2008年に設立された認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワークが、2025年1月より公益財団法人として活動を継続することが発表されました。この移行は、アフラック生命保険株式会社の全面的な支援によって実現します。
16年間の活動と今後の展望
ゴールドリボン・ネットワークは、小児がん患者の生活の質(QOL)向上を支援するため、16年にわたって活動を続けてきました。小児がん患児・経験者への経済的支援、研究助成、情報提供など幅広い活動を展開し、多くの成果を上げています。特に、「小児がん交通費等補助金制度」「ゴールドリボン奨学金」「ひとり親世帯支援制度」「小児がんの治癒率向上および小児がん経験者の生活の質の向上のための研究助成」の4大事業は、多くの患児や家族を支えてきました。
今回の公益財団法人への移行により、より安定的な体制で活動を継続し、小児がん支援のさらなる充実を目指します。アフラック生命保険株式会社は、創業以来、がん啓発活動や小児がん支援活動に積極的に取り組んでおり、ゴールドリボン・ネットワークの理念と活動に共感し、今回の移行を全面的に支援しています。
公益財団法人としての新たな一歩
新公益財団法人ゴールドリボン・ネットワークは、2024年6月19日に設立され、2024年11月1日付で公益認定を取得、2025年1月1日に活動をスタートします。代表理事は磯中淳氏(現ゴールドリボン・ネットワーク理事)が務め、創設者である松井秀文氏は「ファウンダー」として引き続き組織を支えます。
所在地は東京都豊島区西池袋で、これまでの活動を引き継ぎつつ、さらに規模を拡大し、より多くの小児がん患者とその家族を支援していく予定です。
アフラックの支援
アフラック生命保険株式会社は、長年にわたるがん啓発活動と小児がん支援活動を通じて培ってきたノウハウと資金力を提供することにより、ゴールドリボン・ネットワークの公益財団法人化を支援しています。これは、企業の社会的責任(CSR)活動の一環として、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みの一つとして位置付けられています。
今後の展開
新公益財団法人ゴールドリボン・ネットワークは、小児がん患者のQOL向上を支援するという理念を継承し、活動内容をさらに充実させていく予定です。今後、新たな事業の展開や、より多くの支援者との連携強化などを通じて、小児がんと闘う子どもたちとその家族を支えていきます。
ゴールドリボン・ネットワークの活動は、小児がんという深刻な問題に取り組む上で非常に重要な役割を果たしており、今回の公益財団法人への移行は、その活動をより持続可能で、より効果的なものにするための大きな一歩となるでしょう。