医療機関と連携した新しい宅配食サービス
日本では慢性腎臓病(CKD)の患者が約1480万人に達し、そのうち透析治療を受けている人は34万人を超えています。CKDは進行性の病気で、早期発見と適切な治療が求められますが、特に厳しい食事制限が患者にとって大きな負担となっているのが現状です。このような背景から、ウェルネスダイニング株式会社は医療機関との連携で特別に設計された宅配食を提供する取り組みを始めたのです。
提携の背景
ウェルネスダイニングは企業理念として「からだ想い、家族想いのあったか健康応援団」を掲げています。近年、医療法人田中泌尿器科医院と提携し、患者の栄養管理へのサポートをさらに強化しています。この医院は、ただ透析治療を提供するだけでなく、患者の食事に対する悩みや課題を深く理解しており、栄養面での支援が重要であると認識しています。このような想いから、共に取り組むことができるという合意が得られました。
宅配食サービスの特徴
提供される宅配食は、慢性腎臓病や透析治療を受けている患者向けに、栄養素のコントロールが施されています。管理栄養士がメニューの設計から監修までを担当し、栄養バランスと味にこだわりを持った食事が提供されます。冷凍状態で自宅に届けられ、必要な時に電子レンジで簡単に温めて享受できるのがこのサービスの大きな魅力です。
さらに、食事管理が難しい患者への配慮から、注文方法も柔軟にカスタマイズされ、患者自身のニーズに応じて提供できます。加えて、栄養士による個別相談も実施されており、生活習慣病に関するアドバイスを受けられる環境が整っています。
今後の展望
ウェルネスダイニングは、これまでの経験から得たノウハウを活かし、他の医療機関との提携を進める考えです。生活習慣病に特化した食事制限型の宅配食を幅広く提供し、現在までに出荷した総数は2500万食を超えています。専門の管理栄養士が常駐し、年間約1万件の栄養相談が行われています。この体制によって、医療機関が抱える食事指導の負担を軽減し、患者の健康的な生活を支援していく所存です。
結論
「食事」を通じて患者のQOLを向上させる取り組みは、今後も進展を続け、医療機関との連携を強化していく予定です。健康な食生活を目指す人々を支援するために、ウェルネスダイニングは引き続き全力を尽くしていきます。
【会社概要】
所在地:東京都墨田区錦糸1-2-1アルカセントラル6階
代表者:中本哲宏
設立:2011年6月
電話番号:03-6807-0280
サービスサイト:
ウェルネスダイニング
コーポレートサイト:
ウェルネスダイニング