Untrodden Forum Malaysia 2025とは
アントロッドキャピタルアジア(以下、UntroD)は、2025年にマレーシアで初めてのフォーラム「Untrodden Forum Malaysia 2025」を主催しました。このイベントには、マレーシアを中心に、スタートアップ、ベンチャーキャピタル、政府機関、事業会社など100名以上が集まり、ディープテックエコシステムについて熱い議論を交わしました。
マレーシアは、20億人と言われるイスラム市場のハブで、東南アジアにおいても重要な地位を占めています。特に、中東やアフリカへのゲートウェイとしての可能性が注目されており、日本や欧州からの先端技術が集まり、同地域の中心地となることが期待されています。
イベントの意義
本フォーラムは、2024年に設立された当社のマレーシア拠点での活動を基盤に、パートナー企業と共に開始した新しい取り組みの第一歩として位置付けられています。基調講演やパネルディスカッションでは、ディープテックの現状、課題、 IPO市場の展望、さらにはグローバル市場への拡張について議論されました。特に、参加者同士の意見交換から得られる視点は、今後のビジネス戦略に役立つものとなりました。
ディープテックスタートアップのピッチ
イベントの一環として行われたスタートアップのピッチセッションでは、マレーシア、シンガポール、ベトナム、日本から参加した企業が次々と登壇し、それぞれのビジョンと戦略を発表しました。例えば、マレーシアのアエロダインは、ドローンによるワンストップソリューションを提供し、現場の作業を革新しています。シンガポールのアクセレーテッド・マテリアルズは、ケンブリッジ大学発のバイオテック系スタートアップで、高度な技術を用いて研究成果を商業化する仕組みを提供しています。
ベトナムのアルテノは、独自の熱バッテリー技術を活用して、環境負荷を低減したエネルギー保存のソリューションを提供しています。また、日本からは、エマルジョン・フロウ・テクノロジーズが、希少金属の効率的な回収方法を発表しました。
使用目的と未来への視点
このフォーラムを通じて、マレーシアのディープテックが国際的に注目を浴びるための基盤が築かれつつあることが明らかとなりました。特に、アントロッドキャピタルアジアは、国際的な視点でのイノベーションを視野に入れており、今後もさらなる成長と投資を促すための取り組みを進める予定です。イベント後のネットワーキングセッションでは、参加者同士の関係構築が進み、今後のビジネス機会を模索する動きが見受けられました。
UntroDについて
アントロッドキャピタルアジアは、社会や地球の課題解決に寄与する革新的なテクノロジーを持つディープテックスタートアップを支援するため、リアルテックファンドを2015年に設立し、以降、400億円以上を運用しています。本イベントを通じて、さらに資本や人材が流れ込む仕組みを作り上げ、持続可能な成長を追求しています。これからも、未踏の領域へ挑戦する姿勢を持ちながら、マレーシア及びその他の地域でのイノベーションを進めていく計画です。
詳しい情報は、
公式HPをご覧ください。