デザインリノベーションブランド『ハコリノベ』が大阪店を移転オープン
株式会社サンリフォームは、デザインリノベーションを提案する『ハコリノベ』の大阪店を2025年3月10日に新たに移転オープンします。同社の代表である森江康晴氏によれば、今回の移転は事業の拡大によるものであり、新たにオープンする店舗では、デザインにおいて著名な建築家、石川素樹氏が監修を手がけています。
新店舗の詳細とアクセス
新しい店舗は、大阪府大阪市西区立売堀1丁目9番38号に位置し、地下鉄御堂筋線・四ツ橋線・中央線の「本町駅」から徒歩5分、長堀鶴見緑地線の「西大橋駅」からも徒歩10分というアクセスの良さが特徴です。新店舗はオフィスとショールームの刷新に加え、「yuen」と名付けられた生活雑貨を扱うギャラリーも併設されます。
デザインコンセプト
今回の店舗のデザインコンセプトは「街と接続するリノベーション」です。古き良き商業や工業の街並みと新しく開発された住宅街が入り交じるエリアに位置し、古い低層ビルの中に新たな空間を創造しました。特に、通り側と建物の奥に存在する外部空間とを繋ぐトンネルのようなデザインが施されており、商業空間と都市との接点を意識した設計がされています。
「yuen」では、気軽に多様な活動を行えるワークショップや展示が計画されており、都市の人々との新しい接点を創出することが目指されています。新旧入り混じる街の中で、新たなハブ的役割を果たすことを期待されています。
店舗の構成
1階にはガラス張りのファサードを持つギャラリーがあり、奥には外部へ突き抜ける長いテーブルを設置。これにより、外とのシームレスな連続性が表現されています。通りからは内部が見えるだけでなく、内部の光の変化や映り込みが感じ取れるように照明が計画されており、まるで都市の中継点のような印象を与えます。
2階には迅速対応が可能なオフィス空間が設けられ、3階はプライベートな生活空間をイメージしたショールームとなっています。各階で異なる心地良さや交流の場を演出し、階段状の床高さにより親密さが増すような設計が施されています。
ブランドの背景
『ハコリノベ』は、47年の歴史を持つ株式会社サンリフォームが2016年に立ち上げたブランドです。これまでのリフォーム業界では見られなかったデザイン性と不動産仲介を融合した提案が特徴です。2018年には横浜にも進出し、ますます多くの方々にその魅力を届けています。
デザイン監修者、石川素樹氏の紹介
今回のデザイン監修を手がける石川素樹氏は、1980年に東京にて誕生し、手嶋保建築事務所を経て2009年に独立。多岐にわたりデザインを手がけてきた彼は、数々の賞も受賞し、その名は広く知られています。彼のデザイン哲学が、今回の『ハコリノベ』の新店舗にも色濃く反映されています。
この冬、『ハコリノベ』の新しい空間で、デザインの未来とともに新しい体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。