NeoXとOZによる次世代薬局システムの連携
概要
2023年、NeoX株式会社と株式会社OZが提携し、新たな薬局業務の効率化を実現する次世代薬局システム「スマート薬局」と処方箋遠隔入力サービス「Pas-IS」が連携を開始しました。この取り組みにより、薬局業界における慢性的な人手不足や業務負担の軽減が期待されています。
スマート薬局とは
「スマート薬局」は、NeoXが開発した薬局業務を統合・効率化するシステムです。セルフ受付端末やスタッフ用管理端末を通じて、受付から会計までをつなぐことで、業務の流れをスムーズにします。このシステムは、薬局内での情報の分断を克服することを目指しています。
「Pas-IS」とは
OZが提供する「Pas-IS」は、処方箋の遠隔入力サービスであり、店舗で受け取った処方箋の画像を、遠隔地で入力する仕組みです。この仕組みにより、複数店舗の処方箋を一元的に管理することができます。
提携の背景
日本の薬局業界は少子高齢化によって人手不足が深刻化しています。特に調剤事務員の確保が難しい状況が続いており、これを解決するためには新たなビジネスモデルの導入が急務となっていました。さらに、2026年度の調剤報酬改定を受けて、薬局の生産性向上が求められています。
システムの流れ
この新しい連携により、患者はまずセルフ受付端末「薬師丸撫子」を使って、処方箋のスキャンや必要な情報を入力します。その結果、処方箋画像や入力内容は「Pas-IS」に連携され、店舗スタッフの業務が軽減されます。これにより、薬局現場の業務負担が減少し、効率的な運営が可能になります。
導入効果
1.
店舗業務の省人化: セルフ受付によって、受付業務の負担が軽減され、薬局の運営がスムーズになります。
2.
業務の平準化: 遠隔地での処方箋の入力が可能になることで、業務負荷の偏りが緩和されます。
3.
対人業務への注力: 業務を簡素化することで、薬剤師やスタッフが患者対応に専念できる環境が整います。
協業の意義
今回の連携は、従来の個別対応から全体最適へと進化することが期待されています。多くの店舗が抱える業務負担を軽減することで、特定の店舗やスタッフに業務が集中しない仕組みが整います。このような新たな運営モデルにより、長期的な人手不足問題への対応が可能になります。
まとめ
今後の薬局経営において、NeoXとOZの提携による「スマート薬局」と「Pas-IS」の連携は、業務効率化だけでなく、薬局業界全体に影響を与える可能性を秘めています。人手不足に即した新しいビジネスモデルの実現に向けて、両社の取り組みが期待されています。