西村文子の個展「わたしの愛する街」が大丸下関に登場

西村文子の個展「わたしの愛する街」が大丸下関にて開催

2025年5月1日から6月2日まで、山口県下関市の大丸下関店内美術画廊にて、西村文子の個展「わたしの愛する街」が開催されます。入場無料で、昼の10時から午後6時まで、約40点の作品が展示される予定です。

美術画廊は昨秋にオープンし、月ごとに行われる企画展が地域のアートシーンを盛り上げています。今回の展覧会では、西村文子がインスパイアを受けた都市景観をテーマにした作品を中心に展示します。彼女はニューヨークを初めとする多くの美しい街を題材に作品を手掛けてきました。特に、ニューヨークの街の魅力を作品に昇華させることに情熱を注いできた気鋭のアーティストです。

リトグラフ技法を用いた作品には、ジャズの香り漂う「Around Midnight Ⅱ」や、「Cartier ,NewYork」などが展示されており、彼女の作品からはその街で感じた独特の空気感が伝わってきます。また、「To Grand Central Station」では、グランドセントラル駅の美しさを余すことなく描写しており、見る者を引き込む力強さがあります。

西村文子の経歴

西村文子は1939年に東京都で生まれ、現在まで多くの展覧会に参加してきました。これまで数々の受賞歴があり、1996年には富山の国民文化祭で会長賞を受賞。その後も日本国内での個展を多く開催し、その手法やテーマの進化を続けています。彼女の代表的な展示歴には、2017年の伊勢丹新宿店、2020年の銀座のArtglorieux GALLERY OF TOKYOなどがあり、今回の大丸下関店での個展にも大いに期待が寄せられています。

同時に、参加者には作品の背後にあるストーリーを感じ取りながら、自身の愛する都市に思いを馳せることができる貴重な機会となるでしょう。この展示を通じて、訪問者は市井の美しい風景に新たな視点を得ることができるに違いありません。