モーベルファームの挑戦
2023-10-11 15:40:01
地方銀行フードセレクションで注目!モーベルファームの植物工場が躍進
地方銀行フードセレクション2023で見せたモーベルファームの躍進
2023年10月3日と4日、東京ビッグサイトで開催された「地方銀行フードセレクション2023」において、日本アジア投資株式会社の戦略投資先であるモーベルファームが、但馬銀行の推薦を受け、出展しました。52行の地方銀行が主催し、874社が出展、6782名もの来場者を集めた大規模な商談会です。モーベルファームは、このイベントで、その技術力と製品の高品質さをアピールしました。
兵庫県発!完全人工光型植物工場の技術
モーベルファームは、兵庫県丹波篠山市に完全人工光型植物工場「篠山工場」、兵庫県養父市に「養父工場」を運営しています。篠山工場では、主に大手コンビニエンスストアやスーパーマーケット向けの業務用レタスを、養父工場では一般消費者向けのレタスブランド「Lovege(ラベージ)」を生産しています。
徹底した品質管理のもと、無農薬で栽培されたレタスは、大手企業からも高い評価を得ています。業務用レタスには、効率的な調理加工に適した重量と少ない廃棄物が求められますが、モーベルファームのレタスは、これらの条件を完璧に満たしています。
安定供給と高品質で勝ち取る市場の信頼
近年、農業人口の減少や高齢化、気象変動の影響で、農産物の安定供給が課題となっています。そんな中、モーベルファームの完全人工光型植物工場は、天候に左右されない安定した生産体制を構築しています。LED照明、温度、水、養分などを精密に管理することで、一年を通して均一な品質のレタスを供給できるのです。
さらに、土を使わない無農薬栽培は、安全性と衛生面で優れており、洗浄の手間も削減できます。環境への配慮、水資源の有効活用、労働負荷の軽減など、持続可能な農業の実現にも貢献しています。
未来への展望:更なる成長と地域貢献
モーベルファームは、2019年の篠山工場竣工後、設備の更新、工場増設、生育環境の最適化などを進め、生産量を増加させてきました。販売先の開拓と販売単価の向上にも成功し、売上高も増加しています。養父工場の取得後は、但馬銀行からの融資を受けて設備更新を行い、生産性向上と電力コスト削減を実現。2023年8月には、養父工場の単月黒字化を達成するなど、大きな成果を上げています。
日本アジア投資株式会社は、モーベルファームの更なる成長を支援し、関東地区への進出も視野に入れています。植物工場の市場規模は、将来的に約2000億円に達すると予想されており、モーベルファームは、その成長の中核を担う存在となるでしょう。
日本アジア投資株式会社のSDGsへの取り組み
日本アジア投資株式会社は、「日本とアジアをつなぐ投資会社として、少子高齢化が進む社会に安心・安全で質と生産性の高い未来を創る」という経営理念を掲げ、投資活動を通じてSDGs達成に貢献しています。スマートアグリ(植物工場)プロジェクトへの投資は、農業問題の解決、気候変動への対応、食の安全確保、地域経済活性化などに貢献する取り組みです。
モーベルファームの成功は、日本アジア投資株式会社の戦略投資の成果を示すものであり、植物工場ビジネスの将来性と、持続可能な社会への貢献を象徴するものです。
会社情報
- 会社名
-
日本アジア投資株式会社
- 住所
- 東京都千代田区九段北3丁目2番4号メヂカルフレンドビル2階
- 電話番号
-
03-3221-8518