障害者支援の新たな試み
2024-04-01 15:11:22

オンラインライタースクールが障害者の未来を変える!

新しい道を切り開く「もくもくライタースクール」



近年、障害を持つ方々の就労環境が注目されていますが、依然として多くの課題が残されています。そんな中、2024年6月中旬に開校予定の「もくもくライタースクール」は、全国の障害や病気を持つ方々に向けた新しい教育の場を提供します。このオンラインスクールは、大分県別府市に住む重度障害の詩人でありエッセイストの豆塚エリさんが発起人となり、特定非営利活動法人こんぺいとう企画が設立したものです。

豆塚エリさんの背景



豆塚エリさん自身も身体的な障害を持つことから、自身の経験を活かして、他の障害を抱える方々が社会での居場所を見つけられるような支援を行っています。16歳での自殺未遂を経て頚髄を損傷、車いす生活へ。それからの2年間のリハビリを経て様々な社会的困難に直面しながらも、フリーランスとして執筆活動を続け、2022年には著書『しにたい気持ちが消えるまで』を出版しました。

スクール開校に込めた思い



「もくもくライタースクール」は、障害を持つ方々が定職に就くことが難しい現状に対し、新たな選択肢を提供します。令和5年のデータでは、障害者数の多くは安定した職業に就けない状況が続いています。日常生活の中でも、通院や薬の影響で職場への通勤が難しい、または働く時間が不規則であるといった問題が多く見受けられます。

このような背景を踏まえ、スクールではいつでも学べる動画コンテンツや、ライティングに必要な基礎知識や就職活動、自立に向けた支援を提供します。受講料も手頃な単価に設定されており、利用しやすさが考慮されています。

学びの場としての特徴



「もくもくライタースクール」では、受講生が自分のペースで学びながら、将来的にメディアサイトでの実践演習に取り組める機会も設けています。受講条件は障害や病気で安定した就労が難しい方で、支援を必要とするすべての方が参加可能です。卒業生には、営業や事務のサポートも行い、安心してフリーランスとしての活動が行える環境を整えます。

クラウドファンディングの挑戦



開校に向けて、現在スクールの運営資金を確保するためにクラウドファンディングにも挑戦中です。2024年4月末までの期間中に資金集めを行っており、すでに多くの方々から支援を受けて第一目標を達成しています。これにより、オンラインライタースクールの開校が現実味を帯びてきています。

未来に向けた一歩



豆塚エリさんは、誰もが自分の「居場所」を見つけられる社会を目指しています。「もくもくライタースクール」の開校により、障害者や病気を抱える人々が新しい道を切り開くことができる日が近づいているのです。この取り組みが、多くの人々の希望となることを願っています。今後も注目が必要なプロジェクトです。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人こんぺいとう企画
住所
大分県別府市弓ケ浜町1番28号別府コージェマンション301号室
電話番号
0977-76-8601

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